本年最初の辻の投稿、本年もお願いします!
ということで、早速ですが、今回は絶賛オープン準備中のY支配人、Y副支配人に突撃取材してきました。
スーパーホテル新店舗オープンには約3年かかる!
オープンに向かって店舗を構築中のお二人にインタビューしました!
現役支配人でも、なかなか新店オープンに関わることが少ないものです。新店業務の一部をご紹介します。
スーパーホテル新店舗オープンまでの流れ
新店業務は、たくさんの部署の方々と本社、支配人ワンチームで3年ほどかけて進めていきます。
まず、簡単な役割分担を書いてみます。
- 開発営業部→土地建物の契約締結
- 建設企画部(工事部)→ゼネコンとの図面作成から工事全体の進捗管理、家具の発注など。
- 建設企画部(備品部)→ベッド、コンフォーターなどの手配と清掃会社選定から契約締結まで経営品質部(朝食担当)朝食業者の選定から契約、副支配人とのメニュー選定や食器の手配
- 経営品質部(接客)アテンダントスタッフ(アルバイト)のトレーニング
- デジタルマーケティング部→広報担当、インフルエンサーSNSを使った宣伝
- 経理部→バックヤードのファイリングの手配や業者の銀行振り込みなどの管理
- 運営ソリューション本部(エリア担当)土地契約前の立地診断、温泉湯本手配から契約締結、企業への営業など
- 運営ソリューション本部(業務サポートグループ)
- 企業への営業、備品の手配、アルバイト募集広告、各種サイトの手配と構築、現場での進捗管理など、新店立ち上げリーダーとしてオープンまでまとめる。一番仕事が多岐にわたる。大体2名1組
と、書いてみましたが、全然書ききれないです。本当はもっと細かい工程と作業にわかれて分担でオープンまで作り上げていきます。
ホテル新店舗オープンまでのそれぞれの役割
それでは、スーパーホテル新店舗オープンまでの間の、支配人のスケジュールをご紹介します。
オープン3ヶ月前
運営ソリューション本部(業務サポートグループ)と現場入り。その時点では店舗はまだ工事中なので、近くのスーパーホテル店舗か事務所を借りて一緒に準備をします。
初日は業務サポートグループと営業方針と営業目標を設定。お部屋の販売価格や目標のADRと稼働率も設定する会議開催。競合への宿泊実施、調査。ターゲティング。
基本、土日祝日は休日。
営業周り、飲食店提携先を探す、駐車場探し、プラン作成、観光地見学と土地勘をつける。観光地とのタイアップ、館内案内、備品揃える、掲示物手配など
オープン1ヶ月前
店舗に入ります。その際に店舗宿直にお引越し。そこから試泊検討会までにすべてを整えていきます。
オープン2週間前
試泊検討会から、オープン2週間前に本社の担当者と建設に関わった業者様とで宿泊し、満室で1日だけプレ営業。その際にすべての宿泊者にチェックシートが配られ、すべての設備とサービスを確認。
おかしい箇所がないかや設備の不具合をチェックすると同時に、アルバイトのチェックイン業務デビュー、初朝食オペレーションなども実施し、店舗側もオープン前のオペレーションチェックもするという大変重要な業務です。
試泊の次の日に、試泊検討会を実施します。不具合の修正、オペレーションの修正をまとめます。それをもとにオープン日までさらに修正、見直しを実施します。
オープン2日前
営業報告会
業務サポートグループと支配人で営業報告を行います。どのような企業がターゲットなのか、獲得宿泊数などを本社上層部へ報告します。同時にオープン後の運営方針と目標数値を支配人より発表します。
オープン前日
セレモニー・神事として、関係者で竣工式を行います。支配人も参加します。
その後、営業先企業や近隣の方を招待しての内覧会と竣工懇親会(現在はコロナで中止中)
オープン日 3時よりチェックイン開始
試泊検討会を終えて!お2人にインタビュー
今回は、試泊検討会を終えた支配人のお二人にインタビューしました。
前日が試泊検討会ということで、副支配人は試泊疲れで頭が冴えて寝付けなく、寝不足の中、ご対応いただきましたよ。
――試泊検討会を終えて、ご感想はいかがですか?
副支配人
意外と楽しかったですね!
自分たちが採用して育てたアテンダントスタッフがデビューする日ということもあって、スタッフが楽しそうににこやかにチェックインしている姿を見るのは嬉しいですね。
支配人
結構てんやわんやでしたね(笑)。
朝食のメニューも食器もギリギリに決まって、そこからポップなどを用意するので、夜中まで本社の方に手伝ってもらって片付けてました。
コーヒーマシンの調整も前日には問題なかったのに、当日トラブルが発生したりと予期せぬことが多々起きました。
他には、ウェルカムバーのオペレーションがまだ整ってないので、どこにモノを置くのかわからなかったり、女性の大浴場の扉の暗証番号が開かなかったり。朝食券が出ない、などのトラブルがありました。
温泉チェックに行くときのスリッパや、食器返却コーナー内のごみ箱など、細かいもので買い忘れがいっぱいありましたね。
オープン後にそういうことでお客様にご迷惑をかけないように試泊検討会があるんです。試泊検討会で対応がわかって良かったです。
ホテルの新店舗オープンは大きなチャンス
――最初に新店に異動と聞いた時どう思いましたか?
副支配人
漠然と大変そうかな…と。
支配人
ちょっとしんどいかなと思うの半分、やりたいの半分。ですが、せっかくの新店のチャンスで、それも東海地方初のプレミアである「スーパーホテルPremier名古屋天然温泉桜通口」でオファーをいただいたので、期待に応えたいという思いがあって、受けさせてもらいました。
副支配人
受けさせていただけてよかったと思います。
オープニングなので、フロント周りやオペレーションなどが私たちの自由にできます。設備もとてもキレイ。自分たちが客室の備品なども選ばせてもらえます。
朝食時に出す焼き菓子なども、最終判断は自分たちに委ねてくれるのでやりやすかったですね。
ホテルのアルバイトスタッフの指導は大変!
――アテンダントスタッフのことを教えてください。
支配人
新店舗の客室は119室で、アテンダントスタッフは14人です。年齢は19~28歳。
既存の店舗とは違って、全員新人いちからのスタートです。既存店の場合は、先輩がいて教えるのを手伝ってくれたりしてもらえるんですけどね。
新人のアテンダントスタッフも毎日来れるわけではないので、おんなじことを何人にも教えるのは結構大変でした。
でも、昨日教えたことを忠実にやってくれるうれしさは「やっててよかった」と思いましたね。
朝のアテンダントスタッフがまだ少ないので、オープンまでにもう一人採用したいですね。
夜と朝にフリーターが一人ずついます。夜のスタッフはもう一人前にチェックインできるようになったんですよ!成長を感じますね。
――現状苦労していることはありますか?
支配人
スタッフ育成と募集が一番大変。最初は集まらず焦りました。ほかにも大変なことあるけどこれが一番ですね。
新店だと全員が初めてで、ほぼ自分たちで育成しないといけないので。夜のアテンダントスタッフは10人いますけど、一緒の時間に研修ができるってことがほぼないので、一人一人の研修に一番力を割きました。
アテンダントスタッフの先輩がいないので、育成をほかの人に頼れないっていうのは新店ならではですかね。
副支配人
朝食のアテンダントスタッフには、備品などがそろわない中で教えないといけないので難しいですね。その分、お客さんの大切さやスーパーホテルの理念など、マインドに関して十分に教える時間がありました。
スタッフを近隣の店舗で研修してもらうことも考えましたが、アテンダントスタッフから混乱するかも?と言われたので実施してないですね。
ホテルオープンに向けた意気込み
――オープンに向けて、どんなお店にしたいですか?
支配人
東海発のプレミアシリーズ、いつでも変わらない愛情が感じられる店舗にしたいですね。
お客様やルームアテンダント(お掃除のスタッフ)、アテンダントスタッフが愛情を受けて初めて与えることができると思っていますし、それがあることで、スタッフはお客様に同じように愛情をもって接してくれる、その環境をつくることが支配人の一番の仕事。
それができればお客様も数字もついてくる、リピーターもついてくると思ってます。
副支配人
働きやすい職場環境作りですね。私は厳しく指導するタイプなので、2人とも厳しくするのではなく、逃げ道は支配人というバランスで(笑)。
ルームアテンダントさんとも、お客様からもらった良いアンケートを一緒に共有して、フロントもルームさんも互いにコミュニケーションを大事にして、ボトムアップができる風通しのよい職場環境をつくりたいです。
スーパーホテルで働くことが楽しいと思っていただくことが一番ですね。
――営業報告会、セレモニーへの意気込みをお聞かせください!
支配人
ここまできたらなるようになるかなと。自分たちのやることは決まっていますからね。
やっぱり、最終的に品質と売上を上げることが目標です。私たちに任せてよかったと思ってもらいたいですね。
スーパーホテルPremier名古屋天然温泉桜通口!GRAND OPEN!
Y支配人とY副支配人が皆様をお迎えする、スーパーホテルPremier名古屋天然温泉桜通口のオープンは2022年1月21日(金)!!
ゴールは目前です!頑張ってください!
このように、契約期間中はチャンスがあれば、新店立ち上げの経験もできるベンチャー支配人制度。
人生は一度きり。スーパーホテルで様々な経験をしてみませんか!?
まずは説明会にお越しください!