
今回は、スーパーホテル谷町四丁目6号口で活躍する、ミャンマー出身のS支配人にお話を伺いました。
日本での就学・就業経験を経てSuper Dream Projectに挑戦。異国での不安や苦労を乗り越えながら、同じくミャンマー出身の副支配人と支え合ってホテル運営に向き合っています。
今回のインタビューでは、応募のきっかけや着任後の苦労、仕事のやりがい、そして今後の目標について伺いました。
- 自己紹介、ご経歴
- 留学・就業経験を経てたどり着いた、新たなキャリアの選択
- 「本当に自分にできるのか」不安を乗り越え、挑戦を決めた理由
- 眠れない日々からのスタート。支えられながら乗り越えた支配人としての半年
- 二人でつくるホテル運営。お客様の声が仕事の原動力に
- まずは相手の話を聞く。支え合えるパートナーになるために大切にしていること
- 常連様にも新しいお客様にも選ばれる店舗へ
- 支え合いながら一歩ずつ。Super Dream Projectで広がる新しい可能性
自己紹介、ご経歴
- S支配人:大学留学をきっかけに来日し、東京で2年間学んだ後、三重県で3年間勤務。帰国後も日本語を活かして日系企業で経験を積み、Super Dream Projectに応募。現在は支配人として新たな挑戦を続けている
- 2026年1月~ スーパーホテル地下鉄谷町四丁目6号口 現在に至る
留学・就業経験を経てたどり着いた、新たなキャリアの選択
――Super Dream Projectに応募したきっかけを教えてください。
S支配人:
ミャンマーの情勢が大きく変化する中で、このまま現地にいても数年後の将来像が描けないと感じるようになりました。
自分の夢や目標を考えた時、この環境では難しいとも感じ、これからどう進むべきか改めて考えた結果、自分の強みである日本語と、留学や就職を通じて日本で生活した経験を活かしたいと考えるようになりました。
ただ、日本で働くのであれば、単に就労先を探すのではなく、本当にやりたいことか、将来につながる経験になるかを大切にしたいと思っていました。
そんなときにFacebookでSuper Dream Projectの募集を見つけ、まずは説明会に参加しました。
説明会の後もすぐには決めず、家族や夫と相談しながら数日間考えました。離れて暮らすことへの不安がなかったわけではありません。
でも、私はもともと目指したい未来があると、その実現に向かって進みたいタイプです。
家族とはビデオ通話でつながれますし、どんな仕事なのかも理解してくれています。
だからこそ安心して送り出してくれましたし、今は私がここで挑戦していることを応援してくれています。
「本当に自分にできるのか」不安を乗り越え、挑戦を決めた理由
――日本で働くことに不安もあったかと思いますが、最終的にスーパーホテルで働くことに決めた理由はどのようなことですか。
S支配人:
最初にSuper Dream Projectの説明を聞いたときは、正直、不安の方が大きかったです。
この制度自体を知らなかったですし、海外から人を受け入れて研修を行い、その後に支配人・副支配人としてホテル運営を任せるという話に、「本当にそこまで任せてもらえるのだろうか」と半信半疑でした。
もちろん簡単な仕事ではなく、研修や準備が必要なことは理解していました。
ただ、説明会や研修を通して仕事内容を知り、ミャンマーで活躍する支配人・副支配人の姿や運営の様子を見る中で、少しずつ自分が働く姿をイメージできるようになりました。
さらに、週2回の研修を続ける中で、先輩支配人から「もうできるよ」と声をかけてもらい、自分でも挑戦できるかもしれないと思えるようになりました。
不安がなくなったわけではありませんが、段階的に学び、支えてもらえる環境があったからこそ、挑戦を決めることができました。

眠れない日々からのスタート。支えられながら乗り越えた支配人としての半年
――1月の着任から半年ほど経ちました。立ち上げ当初に感じた不安や苦労、それをどのように乗り越えてきたか教えてください。
S支配人:
運営を始めた直後は想像以上に不安が大きく、最初の1週間ほどは心配で眠れない日もありました。
このままではやっていくのが難しいかもしれないと思い、これまで関わってきた先輩支配人に相談したところ、多くのアドバイスをもらい、少しずつ気持ちが落ち着いていきました。
また、近隣店舗の支配人にも気軽に相談できました。
さらに、想像以上に多くの部署が支えてくれていて、「この件はここに相談するといい」と自然につないでもらえる環境もあったんです。
実際に店舗まで来て相談に乗ってもらうこともあり、多くの方に日々支えられています。
――ホテル運営を続ける中で、今感じている難しさや、より良いサービスのために取り組んでいることを教えてください。
S支配人:
着任して感じた一番の難しさは、サービスの質を高め続けることです。
日本ではどこでも一定以上のサービスを受けられますが、ホテルは求められる基準が高く、その期待を超え続けることは簡単ではないと感じています。
特に難しいのは、自分一人の努力では実現できないことです。
ホテル全体として「サービスが良い」と感じてもらうためには、スタッフ全員が同じ方向を向き、自然に行動できる状態をつくる必要があります。
そのため今は、スタッフの育成と信頼関係づくりに力を入れています。
こちらが見ていないときにも動いてもらうためには、単に教えるだけでなく、納得してもらうことが大切だと考えています。
そこで、まずは行動で示すことを意識しています。
自分たちがフロントに立って接客を見せ、その後一人ひとりと振り返りをしています。
また、私自身が外国籍だからこそ、日本人スタッフには「気づいたことがあれば遠慮なく教えてほしい」と普段から伝えています。
支配人だから言いづらい空気はつくりたくありません。副支配人とも考え方を共有しながら、毎日話し合い、試行錯誤を続けています。

二人でつくるホテル運営。お客様の声が仕事の原動力に
――仕事のどのような場面で楽しさ・やりがいを感じますか?
S支配人:
一番良かったのは、想像していた通りのパートナーと一緒に店舗運営を進められていることです。
私と副支配人の二人で、「1年目はこうしよう」「将来はこうなりたい」と話してきましたが、着任後は少しずつそのイメージに近づいています。
まだ途中ですが、二人で考えたことが形になっていく過程にやりがいを感じています。
また、お客様との関わりも大きなやりがいです。支配人だと気づかれないこともありますが、それは気にしていません。
むしろ、外国人女性として日本で頑張っている姿を見てもらえる方が嬉しいです。
私はもともと人と話すことが好きなので、お客様とはできるだけ会話をするようにしています。
その中でアンケートに名前を書いていただいたり、「安心して泊まれた」「また来たい」といった声をいただくことがあります。
そうした瞬間に、自分たちが目指しているサービスが少しずつ届いていると感じますし、次も頑張ろうと思える原動力になっています。
まずは相手の話を聞く。支え合えるパートナーになるために大切にしていること
――一緒に働いているパートナーと良好な関係を築くために、意識していることはありますか?
S支配人:
副支配人と良い関係を築くうえで意識しているのは、まず自分の考えを伝える前に相手の話を聞くことです。
年齢差もありますし、育った環境も違うので、「どう思う?」「こうしたらどうかな」と相手の考えを聞くことを大事にしています。
また、言葉の伝え方も意識しています。仕事をお願いするときも一方的に指示するのではなく、「これやってくれる?」と伝えたり、何かしてもらったときには必ず感謝を言葉にしています。
関係が近いほど省略しがちですが、小さなことでも伝えることで、お互いが大切にされていると感じられる関係でいたいと思っています。
実は、副支配人とはミャンマーでの選考の際にマッチングしてもらい、ペアになりました。
だからこそ、お互いを理解し、信頼関係を築こうと意識してきました。
研修中は別々の店舗で経験を積みながら関係を深め、実際に着任した今も自然に支え合えています。このペアで良かったと感じています。

常連様にも新しいお客様にも選ばれる店舗へ
――今後スーパーホテルで達成したいこと、その先の人生で実現したいことを教えてください!
S支配人:
この店舗でまず取り組みたいのは、アンケート回収率を上げることです。
スーパーホテル地下鉄谷町四丁目6号口は常連のお客様が多い店舗ですが、その分アンケートを書いていただくことが難しいと感じています。
いつも来てくださるお客様にも、もっと声を届けてもらえる関係をつくっていきたいです。
また、新しいお客様にも選ばれる店舗にしたいと考えています。
レベニュー担当の方と相談しながら進めていますが、特に今後はインバウンドのお客様も増やしていきたいです。
このエリアは訪日客のニーズにも合っていると感じているため、副支配人と相談しながらInstagramやTikTokなど新しい発信にも挑戦しています。
その先は、今より大きな店舗で経験を積めるようになりたいです。
店舗を成長させるだけでなく、自分自身も成長しながら、スーパーホテルで経験を重ね、支配人としてできることを増やしていきたいです。
支え合いながら一歩ずつ。Super Dream Projectで広がる新しい可能性
今回のインタビューでは、ミャンマー出身のS支配人が、不安を抱えながらも、パートナーや周囲と支え合い、一歩ずつ挑戦を続ける姿が印象的でした。
スーパーホテルでは、Super Dream Projectを通して、国籍や経験に関係なく多様な人材が活躍しています。
少しでも興味を持たれた方は、ぜひ説明会に参加してみてください。

