『Super Dream Project』で夢を叶えた卒業生にインタビューする夢の実現シリーズ。 今回インタビューさせていただいたのは、スーパーホテルを卒業後にスパ&リラクゼーションサロンをオープンされた元副支配人Yさんです。
- スーパーホテル卒業後、スパ&リラクゼーションサロンをオープン
- どうしても諦められなかったスーパーホテルへの応募
- 人との関わりがなによりの思い出
- 本部のサポートが心強かった
- 自分の手で作り上げたスパ&リラクゼーションサロン
- さらにスキルアップとサービス拡大を目指す
- 忍耐力と多くの学びを得ることができた
- サポートがあるので安心して挑戦できた
- 迷っているならぜひ挑戦してほしい
- インタビュー後記
スーパーホテル卒業後、スパ&リラクゼーションサロンをオープン
Yさんのこれまでのご経歴はこちら。
- 2014年09月 スーパーホテル桑名駅前 着任
- 2016年08月 スーパーホテル宇部天然温泉 着任
- 2020年07月 【スパ&リラクゼーション Cinq Sens (サンクセンス)】オープン
どうしても諦められなかったスーパーホテルへの応募
――スーパーホテルに応募したきっかけを教えてください。
Yさん:
前職でもホテルに関わる仕事で責任者をしていたんです。
その時にアルバイトの男の子が「元旦にお休みをとって熊本に行く」と言っていて、私は熊本が地元なのもあり「どこに泊まるの?」と聞いたら
そこがスーパーホテルLohas熊本天然温泉でした。
どんなホテルだろうと調べてみたら、支配人募集のページを見つけたというのがきっかけです。
「世の中にはこんな仕事があるんだ!!」と惹かれて、何回も繰り返し見ましたね。
100回くらいは見ていたかもしれません。笑
ただ、当時45歳で、募集要項には「年齢制限39歳まで」(※当時の募集内容です)と記載があったので無理だろうと諦めていました。
その後地元に帰省した際、友人の通うヨガ教室に行く機会がありました。
帰りの車の中でそのヨガ教室を主宰している方がカンブリア宮殿に出たホテルにお勤めの方と聞き、「えっ?!もしかして…」と思いながら福岡に戻りました。
帰って調べるとやはりその方はスーパーホテルにお勤めの方だったのです。
不思議なご縁を感じると同時にどうしても諦めきれずに、友人に「この前の方を紹介してもらえないだろうか?」とお願いしてみると、その方から「私ではなく上司を紹介します」との返事。
それが当時のI支配人・S副支配人でした。
※I元支配人の関連記事はこちら↓
※S元副支配人のインタビュー記事はこちら↓
お2人に直接話を聞き、私も挑戦してみようと決心し、無事合格することができました。
人との関わりがなによりの思い出
――副支配人の頃に印象に残ったできごとがあれば教えてください。
Yさん:
桑名駅前にいたとき、ドイツ人男性の常連のお客様がいらっしゃいました。
ドイツやフランスからくるツアー客の通訳ガイドをしていると教えてくださり、ご宿泊されるたびによくお話しするように。
宇部への異動が決まってから、そのお客様にお会いできていなかったので、「宇部天然温泉に異動になりました」という内容の手紙を書き、スタッフに渡してもらうよう託したんです。
すると宇部へ異動後のクリスマスの頃、そのお客様から店舗にドイツのお菓子が贈られてきて、とても嬉しかったのを覚えています。
その後も、そのお客様とは会う機会がないまま、スーパーホテルを卒業しました。
ところが、卒業して翌年の4月に東京の浅草に遊びに行った時、人込みの中で、かすかに見覚えのある外国人が向こうから歩いて来る場面に遭遇。
スーツケースをみて「間違いない!!」と思い、目の前に立ってお顔を覗き込みました。
すると、「オー!スーパーホテルウベテンネンオンセン!」と思い出してくださったんです!笑
「今どうしてる?」と聞かれたので、熊本に戻っていると答えると、「熊本城の修復が終わったら知らせて!」と電話番号を交換してお別れしました。
まさかこんなところで再会するなんて!と感動しました。
スーパーホテルで働いていたからこそ出会えたお客様とのご縁のすごさを感じています。
本部のサポートが心強かった
――スーパーホテルの仕事で大変だったことがあれば教えてください。
Yさん:
スーパーホテル宇部天然温泉の時の出来事です。
通常、清掃のスタッフさんは8人体制なんです。
ある日急なお休みが続出して、4人しか来られず、そのうち1人は新人さんでした。
「これでは清掃が終わらない!私たちが出ないと!」と支配人も早朝から起こしました。
実はその日、支配人は福岡で大切なミーティング予定だったんですが、「このような状況で行けそうにありません」とエリア担当に電話をしました。
すると、エリア担当の方が店舗に駆け付けて清掃を手伝って下さって、チェックインの時間までに清掃を間に合わせることができました。
本社のサポートがあって乗り越えられた出来事でしたね。
チームで頑張っている感があり、多くの方に支えられました。
宇部時代の近隣の支配人たちとも時々集まって一緒に食事をし、今でも親戚のような
付き合いをさせてもらっています。
研修が同期で卒業後広島にいる元支配人Kさんも車を運転して、熊本まで会いに来てくれました。
宇部時代のお客様も、なんと淡路島からお越し頂いています。
桑名のアテンダントスタッフが夜行バスで宇部まで会いにきてくれたこともありましたし、卒業後は代わりに私がサプライズで桑名まで会いにいきました。
とても温かい方々に囲まれた副支配人期間だったなと思います。
自分の手で作り上げたスパ&リラクゼーションサロン
――現在のサロンについて教えてください。
Yさん:
スーパーホテルを卒業後、独立・開業の道を選択し、女性限定・滞在型1日1組の完全予約制の【スパ&リラクゼーション Cinq Sens (サンクセンス)】をオープンしました。
基本はチェックインから最大5時間or8時間までの滞在利用とアロマトリートメントの各コースがセットになっています。
入浴、仮眠、ヨガ、ライトミールorマクロビランチ・ヘルシースイーツ・ドリンク等をご提供しております。
――施術スキルはどのように習得されたのですか?
Yさん:
施術スキルはスーパーホテルに挑戦する前の2007年に福岡のサロンで勉強し、アロマ検定の1級にも合格、自宅でサロンをしていました。
副支配人時代、疲れた身体を癒してほしくていろんなサロンに行ってみましたが、どこも時間が来たら「ハイ終わり」だったので、ゆっくりと休めるところが欲しかったのです。
その経験から「もっとリラックスできる空間を作りたい」と滞在型の店舗を構えることにしました。
Cinq Sens はフランス語で五感という意味です。
――サロン開業にあたりこだわったポイントはありますか?
Yさん:
スーパーホテルで県外に出た経験から、開業するにあたり、熊本だけでなく県外の方にも来ていただくことを前提に物件探しをしました。
物件探しは難航しましたが、「熊本城が見えるロケーション」で「駅からも空港からもアクセスが良い」今の場所が空き、即決しました。以前は税理士事務所だったそうですが、ありのままを活かしていて改装はしていません。
スーパーホテルの前に、インテリアコーディネーターの経験があったので、内装はほとんど自分で手掛けました。
カーテンはインテリアコーディネーター時代の師匠がスイスの最高級メーカー「FISBA」の生地をプレゼントして下さって、そこからラグジュアリーな空間を意識し作っていきました。
家具や照明器具、小物までイタリアやデンマーク、スペインの本物のものを集めました。
人のやらないことをやりたかったので、他とは違うお店作りができたと思っています。
そして2020年7月に無事オープンすることができました。
アロマオイル、シャンプー類やタオル、食材まで、すべてのものをオーガニックや無添加にこだわったセレクトをしています。
さらにスキルアップとサービス拡大を目指す
――今後の目標を教えてください。
Yさん:
3年後には、もっとサービスの幅を広げるのが目標です。
今年の10月に美容専門学校に入学したので、通信で3年間勉強し、美容師の国家資格を取るつもりです。
ヘッドスパだけでなく、洗髪、カラーなどもできるようになりたくて、美容師の資格を取ればサービスの幅が広がるかなと。
副支配人時代に、朝からワンオペでやっていたのでそれを思い出しながら、今もひとりでこなしています。笑
コミュニティの場として習い事やワークショップなどの場所として活用して頂くことも考えています。
スーパーホテルの「第二の我が家」というコンセプトと同じように、このサロンもそんな風に思ってもらえるような場所にしたいなと思っています。
忍耐力と多くの学びを得ることができた
――スーパーホテルで身についたなと感じることはありますか。
Yさん:
忍耐力ですね!
あの4年間を乗り越えられたから、良い意味で何も怖いものはない。
4年間、大変なこともありましたが、とても面白かったです。
だって、こんな経験って他ではできないですよね。これで人生変わったなって思えます。
また、貯蓄ができたのは大きかったですね。
コロナ禍で思うように経営ができない、収入減で家賃の支払いはどうしよう…など、色々な悩みがありましたが、おかげで乗り越えることができています。
補助金や助成金を利用するのもひとつの手ですね。
この1年間で多くのことを学びました。
人脈づくりにも力を入れてきたので、地元の同業者や経営者との横のつながりもできてきました。
このお店は何があっても死守すると決意し、日々試行錯誤しながら運営しています。
スーパーホテルで学んだぐっすり眠れるこだわりを活かして、施術を行うお部屋はリラックスしてもらえるよう、閉めると光が入らないガイド付きのロールスクリーンを取り入れています。
サポートがあるので安心して挑戦できた
――スーパーホテルで働く魅力を教えてください。
Yさん:
知らない土地に行けること、普段なら出会えない人に出会えることですね。
どこに行くかわからないところが魅力。
なによりも行く先々での出会いが素晴らしく、人との出会いが財産になっています。
無事卒業まで勤め上げたことは、周りの方への感謝しかありません。
しっかりサポートしてもらえるので、安心して挑戦することができるのも魅力ですよね。
――個人事業主になることに不安はありませんでしたか?
Yさん:
全然なかったですね。
むしろスーパーホテルという守られている環境だったので、目の前の業務に集中できていました。
迷っているならぜひ挑戦してほしい
――スーパーホテル支配人を目指す方々にメッセージをお願いします。
Yさん:
気になっている方は、ぜひチャレンジしてください。やるか、やらないかはほんとに大きな経験の差になります。
期間限定で挑戦できることもおすすめするポイントですね。人生が変わるというのは過言ではないです。
心を開けば道が拓ける。
インタビュー後記
Y元副支配人は、お肌もつやつや。女性オーナーとしての自信と輝きに満ちていました。
スーパーホテルで働いていた頃には、大変なことも多かったはず。ですがそんなことは一切口にせず「やってよかった!周りの人にも宣伝していきたい!」と語ってくれました。
取材中も、エルダーフラワーを炭酸で割った飲み物を出してくださったり、せっかくだからと熊本でしか食べられない太平燕というヘルシーな熊本グルメのお店に連れて行ってくれたり、おもてなしをしてくださいました。
お話を伺っていると、とにかく行動力のある方で、良いと思ったら直接かけあう、話を聞きに行く等、アグレッシブな女性です。
スーパーホテルでは、『Super Dream Project』で実践を通して、経営スキルやマネジメントを学ぶことができます。
効率的に資金貯蓄ができるため、独立したいという方も多く挑戦し、卒業されています。
卒業後のキャリア選択の幅も広いのが魅力です。
【卒業後のキャリア選択】
- 契約延長
- 法人契約
- スーパーホテル社員
- 海外店舗支配人
- 独立
ホテルでの勤務経験や接客業、マネジメント経験がない方でも一から学べる環境が整っています。
挑戦したい、話しだけでも聞きたいという方は、まずは説明会にお越しください。
『ふたりごと』では、夢を実現した卒業生をたくさんご紹介しています。
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