スーパーホテルPremierなんば心斎橋天然温泉に着任して約2年のA支配人・I副支配人にインタビューしました。全くの異業種から飛び込み、ホテル経営の最前線で奮闘するお二人は、Super Dream Projectを通して、想像を超える挑戦と成長を遂げています。
今回のインタビューでは、Super Dream Projectに参加した経緯や、日々の業務で感じる喜び、そして今後の展望まで、赤裸々に語ってもらいました。困難を乗り越え、お客様とスタッフに真摯に向き合うお二人の言葉から、Super Dream Projectの魅力を紐解きます。
自己紹介、ご経歴
まずは、A支配人・副支配人の経歴をご紹介します。
- A支配人:技術者としてキャリアをスタートし、その後は海外貿易を中心に、IT、建築など幅広い分野で経営に参画した経験を持つ
- I副支配人:18年間保育の現場で培った経験を活かし、現在はホテル業界で新たな挑戦をしている
- 2022年6月29日~2023年2月5日 桑名駅前
- 2023年2月24日〜 Premierなんば心斎橋天然温泉 現在に至る
- 自己紹介、ご経歴
- Super Dream Projectで、人生の新たなステージへ
- ホテル異動で直面した予想外のギャップ
- もうダメかも…二人で乗り越えた異動後の試練
- 「また来たい」の一言が、私たちの原動力
- 安心感と挑戦の場、二人が目指すホテル運営
- 採用は人柄重視!優秀なアテンダントスタッフさんに支えられて
- 経営者への第一歩。充実のサポート体制
- オンとオフの切り替えでしっかりリフレッシュ
- ホテルと保育の融合。社会貢献を目指して
- 夢への大きな一歩。説明会でお待ちしています!
Super Dream Projectで、人生の新たなステージへ
――Super Dream Projectに応募したきっかけを教えてください。
A支配人:
後輩がSuper Dream Projectに参加し、スーパーホテルの支配人をしていたんです。彼から「AさんはSuper Dream Projectにとても向いてますよ」と言われたことがきっかけで興味を持ちました。
その後輩が、4年間でかなり貯金ができたという話を聞いて、私も新たなビジネスに向けた資金を貯められるのではないかと思ったんです。そこで、少し話だけでも聞いてみようとI副支配人を誘って、一緒に説明会に行きました。
I副支配人:
それまで保育の仕事しかしたことがなかったので、ホテル業界のことは何も知らなかったんです。新しいことに挑戦したい気持ちはあったので、A支配人に誘われて、「ご縁があれば」くらいの軽い気持ちで説明会について行きました。
――『Super Dream Project』の制度を初めて知った時、どう感じましたか?
A支配人:
私自身は、信頼を置いている人の紹介でしたし、出張時にスーパーホテルをよく利用していたので、何も変に思いませんでした。でも、I副支配人は周囲の人から心配されたそうです。
I副支配人:
そうなんです。私の場合は、地元にスーパーホテルがなかったので、周りの友達や親からは「ほんとに大丈夫?」と心配されました(笑)。でも、挑戦するのは私ですし、とりあえずやってみることにしたんです。
A支配人:
ちなみに、私とI副支配人は、共通の友人が企画した旅行で知り合いました。お互いにパートナーとお別れして人生の転機を迎えていた頃に、Super Dream Projectの話を聞き、一緒に挑戦することになったので、タイミングも良かったと思っています。
ホテル異動で直面した予想外のギャップ
――着任して戸惑ったことはありましたか?
A支配人:
最初に配属となった店舗では、本当に楽しく仕事させてもらいました。お客様にも恵まれて、アテンダントスタッフさんもみんな素晴らしい方々で、私たち支配人・副支配人は必要ないのではないかと思うほどでした(笑)。
また、店舗の周囲には美味しい飲食店が多く、二人で食事に行く時間を作ることもありました。だから「Super Dream Projectは最高だ!」と、正直その時は甘く見ていた部分もあったんですよね。でも、現在の難波のホテルに着任して、現実を突きつけられました(笑)。
I副支配人:
最初の店舗はあっという間でしたね。やっとアテンダントスタッフさんやルームアテンダントさん(清掃スタッフ)と関係が築けて、オリジナルで自分たちらしさを発揮したいと考えていた時に異動となってしまったので、名残惜しい気持ちがありました。
A支配人:
1店舗目で一定の成果を上げていましたし、「新しい店舗でも頑張ろう!」と意気込んでいましたが、現実は甘くありませんでした。異動後は、街の環境もお客様もまったく異なり、とにかく大変でした。朝起きたら、酔っ払った方が自動ドアの前で寝ていたり、ゴミやタバコの吸い殻がホテルの前にたくさん捨てられていたりしました。
I副支配人:
想像を絶するようなことが本当にたくさんありました(笑)。1店舗目の環境とのギャップに、正直戸惑いましたね。でも、そんな中でも清掃のスタッフさんたちには本当に助けられました。皆さんプロとしてきちんと仕事をしてくださり、本当に感謝しています。
A支配人:
スタッフの方とは、毎日ミーティングをして、コミュニケーションを取るようにしていました。大変な状況だからこそ、信頼関係を築くことが大切だと感じましたね。
もうダメかも…二人で乗り越えた異動後の試練
――大変だった時期をどのように乗り越えたかを教えてください。
A支配人:
店舗を異動してからは、正直、もうダメかもしれないと思った時期もありました。
I副支配人:
着任して1年くらい経った頃、日々の業務が本当にハードで、心身ともに疲れ果ててしまい、あまりの忙しさに、何のためにこの仕事をしているのか分からなくなってしまった時期もありました。
A支配人:
しかし、そこから私たちの関係が深まったと感じています。最初は、お互いに余裕がなくなり、会話が減ってギスギスした雰囲気になってしまったんです。
ある時、I副支配人の大変さをちゃんと理解しないといけないと思い、私も一緒に朝の業務に入ってみました。すると、想像をはるかに超える大変さで、これは一人では無理だと痛感しました。
I副支配人:
A支配人が私の状況を理解しようとしてくれたことが、本当に嬉しかったですね。そこから、シフトの組み方を見直したり、スタッフの人数を増やしたり、色々と対策を練ってくれました。おかげで少しずつ余裕が生まれて、落ち着いて仕事ができるようになりました。
A支配人:
予算との兼ね合いもあって、試行錯誤の連続でした。二人で何度も話し合い、ようやく今の形に辿り着きました。
I副支配人:
A支配人との連携が取れたおかげで、乗り越えられました。忙しさに追われて、二人で始めた頃の夢を忘れかけていた時期もありましたが、ちゃんと話し合えるようになって、また夢に向かって進んでいけるようになりました。
A支配人:
私にとって、Super Dream Projectは、二人で一緒に何かを成し遂げることの素晴らしさを教えてくれるものでした。今までは、経営者として一人で頑張って成果を出すのが当たり前だと思っていましたが、この仕事は、一人では絶対にできません。だからこそ、二人で力を合わせて、困難を乗り越えた時の喜びは、何倍にもなります。
今回の経験を通して、私たち二人の絆、信頼関係が深まりました。それが、今の私の一番のモチベーションにもなっていますね。これからSuper Dream Projectに挑戦する方たちも、二人で力を合わせて、何かを成し遂げたいという方たちにはぴったりだと思います。
「また来たい」の一言が、私たちの原動力
――やりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?
I副支配人:
最初の頃は目の前の業務をこなすことで精一杯で、地域の環境に慣れるだけでも時間がかかり、イレギュラーな対応も多かったため、余裕がありませんでした。異動から1年半ほど経ち、ようやくお客様とのコミュニケーションを楽しめるようになりました。
お客様と近い距離感でお話をしたり、お困りごとを解決したり、少しでもお客様の旅のお手伝いができた時に、やりがいを感じます。「ホテルに帰ってくるとホッとする」と言っていただけると嬉しいですし、お客様との会話を通して、私自身も癒されます。
A支配人:
ホテルという存在そのものに大きなやりがいを感じています。様々な事情で疲れてホテルに帰って来られるお客様が、元気になって出発される姿を見たり、「ありがとう」という言葉をかけていただいた時に、この仕事に携われて本当に良かったと思います。
私には特別なスキルやお金があるわけではありませんが、このホテルでお客様に貢献できていることを実感できることが何よりも大きな喜びです。そう考えると、ホテル運営は社会貢献性のある事業だとも感じています。
会長がよくおっしゃっている「お客様にぐっすり休んでいただき、元気になって出発していただく」という言葉が、心に残っています。ホテルがあることで地域活性化にも貢献できて、素晴らしい仕事です。
最近では、「ここに来るならこのホテル一択だよ」と言ってくださるお客様もいます。温泉やスタッフとの会話を気に入ってくださっているようで、お客様の声を聞くと疲れも吹き飛びます。
安心感と挑戦の場、二人が目指すホテル運営
――お二人がホテルを運営する上で心がけていることは何ですか?
A支配人:
着任して最初から何かを変えようとしたわけではなく、まず土台をしっかりと固めることを優先しました。お客様はもちろん、働いている人を含め全員に「安心安全な場所を提供すること」が大切だと思っています。
地域の特性上、どうしても不安に感じる部分があったので、まずはスタッフ全員が安心して働ける環境を作ろうと取り組みました。安心して働けるからこそ、お客様にも安心して過ごしていただけます。「何かあったらいつでも言ってください」と、スタッフには常に伝えています。
スタッフの皆さんが安心して働ける土壌があれば、何にでも前向きにチャレンジしてもらえると考えています。
I副支配人:
私も、安心安全な環境づくりは大切にしています。働くスタッフが安心して気持ちよく働けるからこそ、お客様にも温かい雰囲気を提供できるんです。
海外からのお客様も多いため、安心感は重要だと感じています。アテンダントスタッフさんは若い方が多いため、ここで働くことが彼女たちのステップアップに繋がるよう、それぞれの個性を尊重し、チャレンジできる環境を作りたいと思って接しています。
採用は人柄重視!優秀なアテンダントスタッフさんに支えられて
――お二人の店舗の客層や、従業員について教えてください。
A支配人:
観光で来られるお客様が7割くらいで、全体の3割が海外からのお客様ですね。ライブやイベントで来られる方も多いです。いわゆるビジネスで長期滞在される方は少なく、2〜3泊の観光利用がほとんどです。
海外からのお客様は、交通の便が良い難波を拠点に、京都や神戸、伊勢神宮へ足を運ばれる方が多いですね。
I副支配人:
アテンダントスタッフは大学生の方が多いですね。年齢的にも、自分の娘みたいな感じです(笑)。皆優秀で、英語や中国語を話せる子も多く、私たちも助けられています。お客様とのコミュニケーションも、私たちにはない感性で場を盛り上げてくれる頼もしい存在です。
A支配人:
採用面接では、前職で数千人の採用に携わった経験が活きています。スキルよりも、人柄やスーパーホテルの理念に共感してくれるかを重視しています。
私自身、第一印象で「怖い」と言われることが多いのですが(笑)、話してみるとかわいい、ギャップがあると言ってもらえるので、そこから信頼関係を築くようにしています。
実は、私にはアテンダントスタッフと年齢が近い、大学生と高校生の子どもがいます。普段は元妻の元で暮らしているのですが、昨年の夏休みにアルバイトに来てもらいました。
親の働く姿を間近で見られる機会はなかなかないので、子どもたちにとっても良い経験になったと思います。それに、私自身も一緒に過ごす時間ができて嬉しかったですね。子どもたちを特別扱いはせず、他のアテンダントたちと同じように働いてもらいました。
I副支配人:
アテンダントスタッフたちにとって、支配人のお子さんが一緒に働くことは良い刺激になったようです。私も保育士の経験から、若い人たちの育成に興味があります。
アテンダントさんたちよりも若い子に教えるために、先輩としてしっかり振る舞っている姿が印象的で、良い相乗効果があったと感じています。若い人同士が成長し合える環境は、本当に素晴らしいですね。
経営者への第一歩。充実のサポート体制
――お二人が感じるSuper Dream Projectの魅力を教えてください。
A支配人:
スーパーホテルの魅力は、何と言ってもサポート体制が充実していることです。本部の方々も、何か相談するとみなさん迅速に対応していただいて頼りになります。やる気さえあれば、様々なことに挑戦できる環境だと思います。
Super Dream Projectでは経営者の疑似体験ができるんです。もちろん、完全に経営者と同じではありませんが、それに近い経験ができるのは貴重な機会です。与えられた権利を主張するだけではなく、自分自身がオーナーシップを持って、主体的に行動することが大切です。
スーパーホテルは、将来起業したいと考えている方にもおすすめです。経営者としての視点を養うことができ、いざという時に頼れるサポート体制もあります。このような環境は他にはなかなかないと思います。
通常、独立すれば全て自分でやらなければなりません。しかし、ここでは困った時に頼れる人がいて心強いです。
逆に、サポートがありすぎるからこそ甘えてしまう人もいるでしょう。一番大切なのは、自分自身のオーナーシップです。やらされているのではなく、自分で選んで挑戦しているという意識を持つことが、この仕事で成功するための秘訣だと思います。
オンとオフの切り替えでしっかりリフレッシュ
――プライベートではどのように過ごされていますか?
I副支配人:
アテンダントスタッフさんたちが頑張ってシフトに入ってくれるおかげで、私たちも少しずつ自分たちの時間を取れるようになってきて、感謝しています。
一人の時は、散歩に出かけたり、家でゆっくりお酒を飲んだりしています。最近は、
ようやくこの街にも慣れてきて、散歩を楽しめるようになりました。
前の店舗にいた頃は車を持っていたのでドライブもしていましたね。
A支配人:
私は週に1〜2回、午前中にサウナに行くのが習慣になっています。それだけでもう十分にリフレッシュできるんです。あとは、I副支配人と時間が合う時には、二人で奈良に行ったこともありますね。
I副支配人:
私たちは神社仏閣巡りが好きで、特に神社によく行きます。奈良は神社が多いので色々な神社を巡るのが楽しいんです。
美味しいものを食べるのも好きなので、スタッフさんがシフトに入ってくれる時は、二人で食事に行くことも多いです。難波は美味しいお店がたくさんあるので、飽きることがありません。新しいお店を開拓したり、気に入ったお店にリピートしたりと、食事を楽しんでいます。
――素敵ですね。ところで、支配人は定期的に同じエリアの支配人同士で集まる機会があると伺いました。
A支配人:
そうなんです。スーパーホテルでは定期的に支配人ミーティングがあり、地域の支配人が集まる機会があります。特に近隣店舗のS支配人とは、この2年間様々なことを話すことができて本当にありがたいです。
副支配人や本部の方だけでなく、支配人同士にしか分からないことも、同じ境遇だからこそ共感できます。愚痴を言い合うのではなく、お互いの経験を共有したり、アドバイスをし合ったりするんです。最後は必ず前向きな気持ちで終われるので、私にとって最高の時間です。今でも、そのつながりは大きな支えとなっています。
ホテルと保育の融合。社会貢献を目指して
――今後のお二人の夢や目標について教えてください。
A支配人:
私たちは、スーパーホテルでの経験を通して、いつか自分たちでホテルと保育を組み合わせた新しい事業を作りたいんです。
スーパーホテルには、長く支配人を務めた後にホテルを買い取りオーナーになった方もいらっしゃいます。もちろんリスクも伴いますが、自由度が上がるので、将来的にオーナーとして自分たちの理想とするホテルを立ち上げる選択肢も検討しています。
スーパーホテルでの経験を活かし、ホテル内に保育園や託児所を併設したり、地域の子育て支援ができるスペースを作ったりと、地域社会に貢献できるようなホテルを作りたいと考えています。
I副支配人:
私は長年保育士として働く中で、働くお母さんたちをもっとサポートをしたいと考えていました。現在のホテルには、小さなお子さん連れで働いているスタッフがいます。
一緒に働くなかで、働くお母さんが働きやすい環境を作ることの大切さを改めて感じています。
ホテルであれば、時間に柔軟な託児体制を整えるなど、保育園とは異なる形で子育てをサポートできるのではないかと考えています。
A支配人:
ホテルと保育事業を組み合わせることは、世の中的にもまだ新しい試みです。スーパーホテルで得た経験や知識があれば、きっと実現できると信じています。そのためにも、まずはスーパーホテルでしっかりと経験を積み、資金も貯めていきたいです。
次の店舗への異動が決まっています。現在の店舗数は107室で、次は230室とホテルの規模もどんどん大きくなります。客室数が増えれば、それだけインセンティブも増え、様々な経験ができるはずです。異動先でも新しいことに挑戦しながら、夢の実現に向けて一歩ずつ進んでいきたいです。
夢への大きな一歩。説明会でお待ちしています!
今回のインタビューでは、スーパーホテルPremierなんば心斎橋天然温泉のA支配人と 副支配人に、Super Dream Projectの魅力や、お二人の熱い想いを語っていただきました。全くの異業種から支配人に挑戦したお二人は、様々な困難を乗り越えながら、お客様とスタッフに寄り添い、地域に根差したホテル運営をされています。
スーパーホテルでは、Super Dream Projectを通して、年齢や経験に関係なく、多様な人材が活躍しています。「将来はホテルと保育事業を組み合わせた施設を作りたい」と夢を語るお二人のように、Super Dream Projectは、あなたの夢を叶えるための大きな一歩となるはずです。少しでも興味を持たれた方は、ぜひ気軽に説明会に参加してみてください。