「ぐっすり眠れるホテル」をコンセプトに、全国に173店舗を展開するスーパーホテル。(2024年12月現在)
スーパーホテルでは、経営者マインドを持ったベンチャー支配人、副支配人がホテル一棟の経営に挑戦できる「Super Dream Project」を導入しています。
今回は、スーパーホテルの山本社長にインタビュー。スーパーホテルの特徴やSuper Dream Projectの取り組み、求める人物像などについて、社長の言葉で語っていただきました。スーパーホテルの面接を受ける前に、ぜひ会社への理解を深めるという意味でも記事を読んでみてください。
代表の経歴
まずは、スーパーホテルの代表取締役、山本健策の経歴について紹介します。
- 大学卒業後、SEとしてキャリアをスタートさせ、幅広いビジネススキルを習得
- 2000年にスーパーホテルに入社し、フロント営業から始まり、あらゆる主要部門を歴任
- 2020年より代表取締役社長に就任
- 代表の経歴
- 質の高い睡眠と快適な空間を提供する、スーパーホテルのこだわり
- ホテル経営で踏み出す新たな一歩
- スーパーホテルの目指す人材「自律型感動人間」とは?
- 地域と共創するホテル、ベンチャー支配人たちが生み出すイノベーション
- 地域創生を牽引するスーパーホテルへ
- あなたも夢を叶える舞台へ一歩踏み出しませんか?
質の高い睡眠と快適な空間を提供する、スーパーホテルのこだわり
――まずは、スーパーホテルの特徴や強みを教えてください。
山本社長:
当社の強みは、何と言っても質の高い睡眠を提供できる点です。「ぐっすり眠れるホテル」のコンセプトを掲げ、さまざまな取り組みをしています。
睡眠の質にこだわり、大阪府立大学の医学博士と共同で開発した寝具を用意しています。8種類の枕から、お客様に最適なものを選んでいただけるようにしているんです。万が一、ぐっすり眠れなかった場合は全額返金という品質保証制度も実施しています。
さらに、私たちはNatural,Organic,Smart.という3つのキーワードを掲げ、お客様に快適な滞在を提供しています。
ナチュラルな環境づくりとして、館内には光触媒による清浄な空気を循環させ、客室には調湿効果の高い北海道稚内産の珪藻土を塗布。また、肌に優しい健康イオン水を採用し、多くの店舗で天然温泉を完備するなど、五感を満たす空間を追求しています。
オーガニックな素材にもこだわり、アメニティや朝食はオーガニック製品をふんだんに使用しています。特に、朝食は有機野菜や有機調味料を使った体に優しいメニューがお客様から人気です。ご宿泊いただくお客様には、ホテルでぐっすりとお休みになって、朝は健康的な朝食を食べて、元気にご出発いただきたいという想いを持っています。
スマートなサービスとしては、業界に先駆けて導入した自動チェックイン機が挙げられます。お客様は、機械で簡単に手続きをし、領収書に記載のある暗証番号で入室可能です。お客様のスムーズな滞在を実現したいという想いのもと、チェックアウトを不要にして、朝はご自身のタイミングでチェックアウトいただけるようにしています。
(※設備やサービスは店舗により異なります)
ホテル経営で踏み出す新たな一歩
――スーパーホテルでは、夫婦やカップル等のペアにホテル経営のチャンスを提供する「Super Dream Project」を導入しています。同制度の誕生背景や制度の魅力について教えてください。
山本社長:
昔、スーパーホテルの支配人や副支配人は、一般的なサラリーマンである人材に任せていましたが、さらに高みを目指し、顧客満足度をあげていくため、新たな人材が必要だと考えました。
そこで、将来の夢を持ち、経営者マインドを持った人材に、ホテル経営を任せるSuper Dream Projectを導入しました。
夫婦やパートナー等のペアに、ホテル1棟丸ごとを運営していただきます。
ベンチャー支配人として働くことで、経営だけでなく、人材育成、資金管理、マーケティングなど、ホテル経営に必要な幅広いスキルを習得できます。私はホテルには、独立に必要な全ての要素が詰まっていると考えています。この制度を活用して、経営者としてのスキルアップはもちろん、独立資金を貯めることも可能です。
もちろん、リスクが全くないわけではありません。経営成績が思わしくない場合は、契約が更新されない可能性もあります。しかし、未経験で経営を始め、失敗して借金を抱えるリスクと比較すれば、はるかに低いリスクです。安心して挑戦していただければと思います。
スーパーホテルの目指す人材「自律型感動人間」とは?
――Super Dream Projectの候補者の方に求める人物像について教えてください。
山本社長:
私たちが掲げる人材育成の目標は「自律型感動人間」を育てることです。
自ら考え行動し、結果に対する責任は自分で取る。そして、周りへの感謝を忘れず、感動を提供できる人になっていただきたいです。特に、自律型感動人間の核となるものは、感謝の心だと考えています。家族や身近な人に感謝の気持ちを持てない人が、お客様に心から感謝の気持ちを持って接することは難しいでしょう。
スーパーホテルの創業者で現会長の山本梁介は、「自律型感動人間の育成が成功すれば経営の8割は成功したようなものだ」と述べています。つまり、人材育成こそが経営の成功の鍵です。私たちは、一人ひとりが自発的に行動するメンバーが集まり、強固な集団となってこそ、組織全体が活気あふれるものになると考えています。
経験豊富な人よりも、むしろ経験のない、いわゆる素人のような方が、当社の経営理念を素直に受け入れて成長しやすいと考えています。
支配人、副支配人として成功している方の多くは、私たちの経営理念を愚直に実行している方です。Super Dream Projectを終えて独立し、成功されている方々を見ても、スーパーホテルで学んだ経営理念を実行していらっしゃる印象です。
地域と共創するホテル、ベンチャー支配人たちが生み出すイノベーション
――特徴のある取り組みをしている施設の事例について教えてください。
山本社長:
スーパーホテルでは、各ホテルの支配人が自発的に地域に根ざした独自の取り組みを展開しています。単にホテルを運営するだけでなく、地域の一員として積極的に活動しています。
例えば、石川県のホテルでは地元の九谷焼をテーマに、自治体の方と協力してプロジェクションマッピングをホテルに投影したり、館内の自動販売機で九谷焼を販売したり、地元の名産品九谷焼をPRするイベントを開催していました。
広島のホテルでは、原爆ドームに捧げられた折り鶴を使った再生紙を活用したメッセージカードを使用するなど、環境に配慮した取り組みを行いながら、地元のPRに貢献しています。
支配人たちは、赴任した地域を第二の故郷のように愛し、その土地の魅力を発掘し、地域住民との交流を深めています。中には、着任するまで縁もゆかりもなかったはずのその地域で独立する人もいるほどです。
スーパーホテルでは、このような支配人たちの自主性を育むため、年に2回、ベストプラクティスというアイデアコンテストを開催しています。各ホテルから集まったユニークなアイデアの中から、厳正な審査を経て金賞、銀賞、銅賞のアイデアを選出しています。見事金賞に選ばれたアイデアは全店で展開しています。
地域創生を牽引するスーパーホテルへ
――今後の展望を教えてください。
山本社長:
今後の展望としては、スーパーホテルを起点とした地域創生に力を入れていきたいと考えています。
地方にはまだまだ多くの魅力的なコンテンツや文化、スポットなどの地域資源がありますが、広く知られていない現状があります。
そこで、地方自治体と連携し、地域の隠れた魅力を発掘し、私たちのマーケティング力と営業力を活かして、全国ひいては世界へ発信することで、地域創生に貢献したいと考えています。
――これから応募されるベンチャー支配人の候補者の方々にメッセージをお願いします。
山本社長:
スーパーホテルのSuper Dream Projectは、経営を学びながら独立資金を貯められる、夢のある制度です。この制度を通じて、多くの方々に喜んでいただいています。
中には、当初は別の目標を持って入社された方が、スーパーホテルの魅力に惹かれ、そのままスーパーホテルの社員になったり、法人としてスーパーホテルと契約して一棟のオーナーになる道を選ばれた方もいます。
スーパーホテルで私たちと一緒にイノベーションを起こしたいという方は、ぜひご応募いただければと思います。
あなたも夢を叶える舞台へ一歩踏み出しませんか?
今回は、スーパーホテルの山本健策社長にインタビューを行いました。
Super Dream Projectを成功させる一つのポイントとして、「愚直にスーパーホテルの経営理念を実行できる方」と語られていました。
Super Dream Projectは、接客経験やホテルでの就業経験を問いません。先輩支配人、副支配人の中には、未経験からスタートし、活躍している方も大勢います。ご興味のある方は、ぜひ説明会にご参加ください。