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経営者になるにはラクをしちゃダメ!クリーニング経営からスーパーホテル支配人へ

みなさまこんにちは!
今回はスーパーホテル高松禁煙館に着任したS支配人、副支配人にインタビューしてきました!
北海道旭川市から家族で香川県高松市に移住したS支配人ご夫婦。元クリーニング店の経営者から、スーパーホテルの支配人になられました。
今どんな心境なのでしょうか? 経営者になりたい方に必要なものや心構えなども伺ってきました。

前職はクリーニング店の経営者

――スーパーホテルに応募しようと思ったきっかけを教えてください。

S支配人:
実は私の社会人のスタートはホテルマンだったんです。
レストラン部門だったんですが、勤務時間帯は夜勤があったりと大変でしたが、逆に言えば自由に時間を作れることにも魅力を感じていました。
その後は、前職の会社の4代目の社長候補として入社し、代表取締役に就任。
クリーニング全般の事業をしていました。
コロナで経営不振になったので、閉めるタイミングだと思っていた時に見つけたのが『SuperDreamProject』でした。

M副支配人:
最初に見つけたのは私です。私たちの年代と収入に見合うもの…と色々な求人をみましたね。
主人がホテルもいいなと言っていたので、探していたところスーパーホテルが出てきました。
全国勤務というところで、海外も視野に入れていた私たちからしたら色々な場所に行けるのも魅力に感じました。

S支配人:
クリーニング経営の時に何度かJAICA(国際協力機構)も受けていて。
いつかは海外で子供たちの為に何かしたいとも考えていたので、将来設計を見据えたときに、私たちに絶好の仕事だと思いチャレンジしました。

不安からスタートした50日研修

――50日間の研修はいかがでしたか?

S支配人:
研修前は、どれだけ大変で休みはあるんだろうか…とちょっと不安ではありました。
ただ実際研修が始まってみると、副支配人と一緒に休みがあってリフレッシュできたのですぐに不安はなくなりましたね。
せっかく東京に来たから…と観光もしました。
お客様に観光情報を聞かれることもあるので、周辺散策がてら、気分転換もできますしね。
研修店舗のS支配人副支配人からは、元気ですね!!と驚きを通り越して感心されたほどです。笑

――研修中しんどかったことは?

S支配人:
朝食時間の研修は朝早かったので、僕はしんどかったですね。笑
食事は、お部屋で自炊はできないのでコンビニ弁当で済ますことが多かったです。
たまに夜の研修が終わってから、1人で外食に行くこともありました。
僕は、面接でのタイピングテストとエクセルで苦戦したので研修中は、パソコンの複雑さに慣れるのにかなり時間がかかりました。

着任して慣れてきた今、振り返ると何でこんなことに悩んでたんだろうと。
実際にホテル運営を始めると、研修で習った項目の意味がわかってくる、そうするとマニュアルのありがたさがわかるし、理解もより深まります。

M副支配人:
50日間という決められた期間での研修なので、全部理解しない内にどんどん研修は進んでいくんですよね。
予習・復習をしないとついていくのは大変でした。
それでも助けられたのは、研修店舗のS支配人と副支配人の教え方がうまかったから。わからないことは、何度聞いても教えてくれる。
普通は怒られますよね。お2人はわかるまで教えてくれたんです。
着任した今でも、わからないことがあったら電話して聞いています。
蒲田は清掃のスタッフさんともとても良い関係を作る店舗で、私たちもとても良くしてもらったので感謝しています。
今の店舗でも、スタッフさんとは蒲田のような関係性を築きたいとお手本にしています。

研修店舗で取材した際の集合写真

スーパーホテル高松禁煙館への着任

スーパーホテル高松禁煙館のフロント

――実際に着任していかがですか?

S支配人:
私たちが着任した際は、朝食アテンダントスタッフ3名。フロントアテンダントスタッフ5名を引き継ぎました。
基本を研修で学び着任したものの、高松の店舗特性もありそこの違いを知るのに最初はとまどいましたね。
ただ、スタッフからもこうしたいああしたい等要望を私たちに積極的に言ってきてくれたので、衝突もなく良いスタートを切れたと思います。

――難しいと感じている事はありますか?

S支配人:
やっぱりアテンダントスタッフの育成かな。
既存の店舗を引き継ぐので、前任支配人から教わった方針もあるし、急に自分達の思いだけで強引に変えてしまうと反感をかってしまいます。
アテンダントスタッフとの関わりを大事にするかどうかで、スタートダッシュが決まりますからね。
工夫しているのは、なるべく話す事。
よっぽど違う事をしていなければ、本人に任せるようにしていますね。

ホテルでの2人の役割分担とリフレッシュ

――お2人でどのように日々運営されていますか?

S支配人:
実は、着任したら最初はもっと寝れないだろうと覚悟していました。
少しずつ慣れてきて、今は締め業務をして、25時~26時には寝るようにしてますね。
意外に寝れています。
終わってからご飯を食べて、お風呂入って就寝。
子供を起こすのに7時くらいに起きて、その後また1~2時間仮眠。
食事処をお客様に聞かれることも多いので、12時~13時は自転車で周辺散策をしながら自分でも食べるようにしています。
おかげで日焼けしました!笑
アテンダントスタッフが14時からシフトに入ってくれますがチェックインが少なくなる22時以降は、私1人でフロントに立つことが多いですね。

M副支配人:
私は朝担当なので、5時30分から起きて朝食準備から始めています。
朝食スタッフさんはベテランの方ばかりなので、協力して朝の業務を進められています。
朝食が終われば、清掃のスタッフさんと朝礼、その後経理業務です。
合間に支配人が夜作った清掃日報のWチェックは必ずするようにしています。
支配人…結構不備があるので。笑
それは冗談ですが、不備があるとスタッフさんにもご宿泊されるお客様にもご迷惑をかけることになるので、欠かさず確認していますね。

14時過ぎにアテンダントスタッフが出勤したら、銀行行ってそのまま買い物して15時過ぎにあがっています。
スタッフがいない日は、昼寝して休憩してからフロントに立っています。
寝るのはいつも22時か23時くらいかな。
自炊できない時は、Uberに頼ることもありますよ。
スタッフさんが2名入ってくれている時は、家族で食卓を囲んでご飯食べています。

―――リフレッシュに何かされていますか??

S支配人:
私は剣道ですね!
小学校から大学までずっと剣道一筋でしたが、大学卒業後20年離れ、復帰しました。
いわゆる『リバ剣』てやつです。笑

再開後は指導者として、子供たちを教えていましたが、大人の方もちらほら入ってきてそれぞれ悩みを打ち明けてくれるようになってきて。
そこで、そんな悩みにこたえる道場をつくりました。

Sさん主催の剣道同好会の集合写真

余談ですが、スーパーホテルが決まってから、卒業された元支配人のSさんが、剣道始めたいとその道場に入ってきてくれて。
研修に行くときは、わざわざ空港まで見送りにきてくれました。嬉しかったです。
人のつながりってすごいですよね。

そんなわけで、高松に来てからも、Facebookで剣道つながりの会っていうのがあり、何回か練習会に参加するうちに地元の方と交流できるようになりました。
そのおかげで、午前中に行ける道場を見つけたんです。
色んなご縁があり、その道場に練習に行くことになりました。
今は週1回電車で通っています。

―――支配人の剣道のお話は熱く、様々なエピソードを聞かせていただきましたが、全部を紹介しきれず残念です…。副支配人はいかがですか?

M副支配人:
元々はヨガのインストラクターだったので、ヨガをまた始めたいですがまだ余裕がないですね。
今後できたらいいなと思っています。
今は日々の買い物がストレス発散でしょうか。笑

宿泊業で独立するのが今後の目標

――これからの目標を教えていただけますか?

S支配人:
スーパーホテルの契約期間は、移動もあるのでどこの土地に行けるのかも楽しみの1つです。
最終目標は、資金を貯めて宿泊施設を自分達でやりたいです。
まだ具体的には決めていないですが、温泉つきで剣道もヨガもできるような施設にしたいですね。
海外の夢もあるので、海外で剣道も教えたい。
目標額は決めていないが、やるからには2000万は貯めたいです。

起業して経営者になりたいならここで楽しちゃダメ!

――これから支配人を目指す人に一言お願いします

S支配人:
ちょっとでも悩んでいるなら、ぜったいやったほうがいい!
休みを気にしている人も多いと思うけど、他で起業するよりもおススメだし、経営経験ある方もやるべきだと思います。
例えばスーパーホテルでは、ホテルの設備が壊れたらすぐに修繕対応してくれる。
もしこれが自分が経営者だったら、まずは財布と相談しなきゃいけない。
どこを削減しようかと眠れない日々です。コップ1つ捨てるかさえ迷うほど。
経費1つとっても、今はスーパーホテルが負担してくれるからそこまで考えなくていいのはありがたいことです。

だからこそ、もし4年後独立したいなら、スーパーホテルでラクしちゃダメです!
店舗でどれだけ経費がかかっているのか?は常に意識すること。
PL表には必ず目を通しておく。
でなければ卒業後、いざ開業して湯水のように設備投資してしまうと、もうアウトですね。
経営する為にはここで楽してしまわないこと。
スーパーホテル、という企業の考え方を学んでいくことが大事です。

運営や経理など、将来を見据えた知識を

M副支配人:
スーパーホテルの接客は、絶対次に生かせるから学ぶべきだと感じます。
また、店舗運営1つ1つのお金に関わることは、他人事ではなくすべて自分事に思っておくことが大事です。
いざ自分達でお店をやるときに、ここにはこのくらいの経費がかかる等、ちゃんと感覚を持っておかないと失敗すると思います。

経理面は、お金の流れがわかるので勉強になると思いますよ。
私たちは以前経営していたので、ある程度かかる経費がわかっていました。
前職がサラリーマンだと、個人事業主になると最初は自分達にかかる経費にびっくりすると思います。
雇用のノウハウや、保険や手続き等もここで学んでいけるのは良いと思いますね。

個人経営者は謙虚でいることが重要

S支配人:
スーパーホテルの看板を背負って、業者の方と話すのと、個人経営で話すのとは全然違います。
とにかく謙虚でいること。
一小さい企業として、取引業者の方と接していくことを学ばなければ、将来痛い目に遭います。

――支配人、副支配人ありがとうございました。

取材を終えて

インタビュー中も、電話がひっきりなしにかかり、とても忙しい日だったのですが、お時間目一杯お話してくれて本当に感謝です。
ちなみに仲睦まじいSファミリーの円満の秘訣は、『家族それぞれの自分時間があること!』でした。
お互いを尊敬しあい、楽しみながらホテルを運営されているお2人ですが、やはり経営をご経験されてきたからこそ、スーパーホテルでのメリットだけでなく、リスクも理解して日々運営されているのだと感じました。

スーパーホテルのベンチャー支配人にチャレンジしませんか?

スーパーホテルでは様々な年代の支配人副支配人が、ご活躍されています。
まずは説明会から参加して、ベンチャー支配人制度の魅力を知ってください♪
みなさまのご参加お待ちしております。