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スーパーホテルで育む、“第2の我が家”のようなフィットネスジムの夢

2024年6月よりスーパーホテル矢巾駅東口の運営を担うI支配人とA副支配人。建築専門商社の営業として働いていたI支配人と、アパレル販売員として活躍していたA副支配人は、異なる業界からスーパーホテルのSuper Dream Projectに飛び込みました。
「ただの転職ではなく、一度自分の力で事業をやってみたい」。そんな思いで始まった挑戦は、やがて“第2の我が家”のようなホテルづくりを目指す日々へとつながっていきます。
トラブル対応で磨かれた現場力、スタッフとの信頼関係を軸にした店舗運営など、1年間の経験は、お客様との距離が近く、ホテルのあたたかな雰囲気を作る大きな財産となりました。
今回のインタビューでは、Super Dream Projectへの参加理由から、スーパーホテル矢巾駅東口で過ごした濃密な1年、そして将来目指すフィットネスジム経営の夢まで、I支配人とA副支配人の等身大の声をお届けします。

自己紹介、ご経歴

まずは、I支配人・A副支配人の経歴をご紹介します。

  • I支配人:前職では建築関係の専門商社で営業経験を持つ。
  • A副支配人:前職ではアパレルの販売員を経験。フィットネスジムのトレーナー資格も保有。
  • 2024年6月18日〜 スーパーホテル矢巾駅東口 現在に至る
  • 2025年7月〜      スーパーホテルPremier下関にて業務開始

転職ではなく「挑戦」を選んだ理由

――Super Dream Projectに応募したきっかけを教えてください。

I支配人:
前職での働き方や環境に漠然とした違和感を覚えていた頃、Super Dream Projectに出会いました。自分の夢や理想に少しでも近づけるかもしれないという期待が湧き、挑戦してみたいと思ったんです。
どうせ転職するなら、ただの転職ではなく、「一度は自分の力で事業をやってみたい」という思いがありました。経験も資金もゼロの状態でいきなり始めるより、Super Dream Projectの仕組みを活用して、実践を通して学びながらスキルや基盤を築けたら理想的だと感じました。
実際に説明会に参加してみると、年齢もバックグラウンドもさまざまな人たちが集まっていて、それぞれの「挑戦したい」という思いが伝わってきたんです。その場の雰囲気から、僕たちもここでなら新しいことを始められるかもしれないと感じました。

A副支配人:
私も当時ちょうど転職を考えていて、I支配人と一緒に暮らしながら仕事ができて、将来のためにお金も貯められる環境がすごく魅力的だと感じました。

I支配人:
A副支配人とは、将来一緒に何かやりたいという思いも共有していたので、「これは今かもしれない」と、自然な流れで2人でのチャレンジが始まりました。
もちろん不安がゼロだったわけではありませんが、それよりも「やってみたい」「この機会を逃したくない」という気持ちが勝っていましたね。

仲間と築いた1年を胸に、次なる挑戦へ

――実際に着任してみて、1年目はどうでしたか?

I支配人:
業務自体はもちろん覚えることも多かったですし、人の入れ替わりが多かったこともあり、一年間はあっという間でした。新しく入ったスタッフを迎えて、一緒にチームをつくっていくのは大変なこともありましたが、その分やりがいもありました。やっとみんなが定着してきて、これからもっとサービス面を強化していこう、というタイミングで次の委託店舗が決まったため、正直、「もう少しここでやりたかったな」という気持ちはあります。
これまでの経験は、次の委託先であるスーパーホテルPremier下関でしっかり活かしていきたいです。

A副支配人:
私もこの1年間、早かったと感じています。最初は不安もあって、「アテンダントスタッフさんってどんな方たちなんだろう」「うまくやっていけるかな」と緊張していましたが、実際に働き始めたら、もうみなさん本当にあたたかくて。朝食担当の方も清掃スタッフの方も、みんな優しく接してくれて、不安はすぐに消え毎日楽しく過ごせました。
次の店舗は規模が大きくなるので、きっとまた新しい挑戦が待っているんだろうなと、ステップアップとして前向きに捉えています。

想定外の経験が力になった!トラブル対応で鍛えられた現場力

――着任して戸惑ったことはありましたか?

I支配人:
私たちのケースはちょっと特殊で、50日の研修を終えたあとすぐに着任ではなく、2ヶ月ほど別の2店舗に入らせていただく期間がありました。その2ヶ月で、通常の研修では学べなかったようなさまざまなケースに直面でき、トラブル対応への不安が解消されました。
例えば、テレビがつかないといったトラブルや、部屋の人感センサーの不具合の対応などですね。店舗や部屋によって仕様が違うので、1つ解決できても他で応用できないことが多くて。ひとつひとつは細かいですが、そのお部屋に宿泊されるお客様にとっては大事な問題です。
そういった経験を着任前に積めたおかげで、スーパーホテル矢巾駅東口で支配人として着任した時には「これはこうすればいい」と即座に対応できるようになっていました。

A副支配人:
着任してから温泉まわりの機械トラブルにも遭遇しました。研修中にはあまり経験がなかったので最初は戸惑いました。お湯が出ないとか、湯船が温まらないとか、ろ過器が止まっているなど、設備の不具合が続くことがありましたね。
最初は「どうしよう…」と焦りましたが、すぐに本社の建設企画部の担当の方や、機械関係の業者の方に相談できる体制が整っていて、本当に助かりました。

I支配人:
スーパーホテルでは、何かあったときの相談先がしっかり決まっていて、「この件ならこの担当者」というのが明確なんです。そのため、最初は慌ててしまったとしても、「頼れる人がいる」とわかってからは怖さが薄れていった気がします。



「ただいま」と言ってもらえるホテルを目指して

――やりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?

A副支配人:
私は、朝食の場面でお客様に声をかけていただいた時に、一番やりがいを感じますね。朝の挨拶は一日の始まりなので、明るく元気に、気持ちよくお見送りできるよう心がけています。後からアンケートで「元気をもらえました」とか「朝から気持ちよく過ごせた」といったコメントをいただくと、本当にうれしくて。「ああ、ちゃんと届いていたんだな」と感じ、また頑張ろうって思えるんです。
特に印象に残っているのは、お客様から「あなたの『いってらっしゃいませ』で一日やる気が出ました」って言っていただいたことです。その言葉は今でも励みになっています。

I支配人:
私も同じように、お客様との距離が近づいたときにやりがいを感じます。特に平日は出張などで長期滞在される方が多くて、毎週のようにお見かけするようになると、どこか家族みたいな感覚になるんですよね。
チェックインの時に「ただいま」って言ってくださる方もいて、「ちゃんと『第2の我が家』という雰囲気が伝わっているんだな」と実感します。こちらとしても「おかえりなさい」という気持ちでお迎えしていますし、だからこそお客様も自然とそう感じてくださっているのかもしれません。

A副支配人:
ビジネスでいらっしゃる方は、連泊される方も多いですし、週の大半をここで過ごしてくださる方もいます。お客様には、少しでもリラックスしていただけるようにといつも思っています。

I支配人:
土日になると観光で来られるお客様が増えますが、そういった方の中にも、「半年ぶりに来たよ」と声をかけてくださる方がいたり、電話予約の時に「〇〇県からきた〇〇だけど覚えてる?」声をかけてくださったりします。
実際にフロントでお顔を見ると、「あ、この前も来てくれた〇〇さんだ!」と思い出しますし、前回の会話も自然と蘇ってきます。たとえ頻繁に来られなくても、わざわざこのホテルを選んでくれて、そしてまた来たいと思ってもらえていることがありがたいですし、この仕事をしていてよかったなと心から感じます。

ホテルの雰囲気作りはスタッフとの信頼から

――お二人がホテルを運営する上で心がけていることは何ですか?

I支配人:
僕たちが特に意識してきたのは、「接客の質」と「人との距離感」です。50日研修でお世話になった店舗の支配人やアテンダントスタッフさんの接客姿勢が本当に素晴らしく、「自分たちもこういうホテルをつくりたい」と思ったのが原点でした。
ただ丁寧に対応するだけではなく、スタッフ間や業者さんとの関係性もとてもあたたかく、そこにお客様が自然と巻き込まれていくような雰囲気を作りたかったんです。
着任してから、アテンダントスタッフの学生さんたちと家族のような関係性を築けるよう心がけてきました。スタッフにとって、ここがただのバイト先ではなく、勉強に疲れた時にもふらっと来て、お客様や私たち支配人、副支配人を含めたスタッフと話して、気分転換にもなる…そんな気持ちで働ける場所にできたらと思っています。その空気感が、最終的には「第2の我が家」のような店舗づくりにつながっていると感じています。

A副支配人:
私も、ここで働く学生さんたちとの関係づくりはすごく大事にしてきました。私自身、皆さんと年齢が近いこともあって、適度な距離感を保ちながらも、相談しやすいお姉さんのような雰囲気づくりを意識しています。やっぱり、現場の雰囲気ってお客様にも伝わると思うんです。
スタッフ同士が和やかで、お互いを信頼している空気があると、お客様にも自然と伝わって、居心地の良さにつながるんじゃないかと思うんです。だからこそ「仲間」としての一体感を大切にしながら、お互い固くなりすぎない雰囲気作りがしたいですね。

I支配人:
アルバイトの採用に関しては、ただ条件だけで選ぶのではなく、人となりを重視しています。私自身が面接で大事にしているのは、どれだけ自分のことを自分の言葉で話せるか。会話のキャッチボールが自然にできるかどうかで、その人がお客様ともうまく関係を築けるかを見極めていました。
条件面の話は1割くらいで、あとはほとんど雑談です(笑)。雑談の中に、その人の人柄や価値観がにじみ出ると思うんです。
実は、私が接客や人との関係づくりを大切にしているのは、昔の自分とのギャップからきているところもあります。学生の頃は、派遣の夜勤バイトで倉庫作業などをしていて、正直あまり仕事に対して前向きな気持ちは持てていませんでした。時給がもらえればいいや、という感覚だったんですよね。


だからこそ、自分が面接する側になった今、そういう自分みたいなタイプを見極める目を持ちたいです。お金のためだけに働こうとしている人は、ホテルの仕事には向いていない気がしています。
実際に条件面だけを見たら、もっと良い仕事はたくさんあります。ここで求められるのは、人と人とのつながりを大事にすることなので、お金だけのために働くというよりは、目的を持って自分で考えて動ける人が合っていると思っています。

「ちょっとした気分転換」が日々を整える

――プライベートではどのように過ごされていますか?

I支配人:
店舗の運営が落ち着いているタイミングを見て、アテンダントスタッフさんに多めにシフトに入ってもらい、自分たちの時間をつくるようにしています。その時間を使って、近所で食事をしたり、一緒にジムに行って体を動かしたりと、リフレッシュの時間に充てています。

A副支配人:
そうですね。遠出はなかなか難しいですが、ふたりでジムに行くのはちょっとした気分転換になっています。普段ホテルにずっといる分、外で少し体を動かすだけでも、気持ちが切り替わってすごくいい時間になります。

I支配人:
この仕事でもしていない限り、岩手県の矢巾に住む機会なんてなかなかなかったと思います。だからこそ、休日にはその土地を少しずつ知っていくのも楽しみのひとつです。

スーパーホテルでの経験を、自分たちのジムづくりへ

――今後のお二人の夢や目標について教えてください。

I支配人:
次の委託先でも、まずはここで築いた「アットホームな空気感」を引き継いでいきたいです。仕事内容が大きく変わるわけではなくても、関わる人が変われば、また一から関係を築く必要がありますし、そこにこそ自分の力を試せる場があると感じています。
次に着任するスーパーホテルPremier下関では、今の店舗にはなかった新しい価値を自分たちでつくり出して、結果を残していきたい。それが今の一番の目標です。
その先の夢として、私たちには「自分たちのジムを開業する」という目標があります。私は高校時代から筋トレにハマっていて、自宅で続けるうちに、いつか自分でジムを持ちたいという思いが芽生えました。
自由に使えて、通いやすくて、誰にとっても身近な存在であるジムをつくりたいです。スーパーホテルでの経験は、そのための準備期間だと考えています。

A副支配人:
私はもともとトレーナーを目指していて、前職のアパレルの仕事をしながら専門のスクールに通い、資格も取りました。なので、将来的には支配人と一緒に、ジムでのトレーニング指導や運営に関わっていくつもりです。単なるフィットネスジムではなく、どんな人でも気軽に通えて「ただいま」と言いたくなるような場所にしたいですね。

I支配人:
実際、現在私たちがスーパーホテルで大切にしている「第2の我が家」のような雰囲気づくりは、ジムの運営にも必ず活かせると確信しています。運動が好きな人だけじゃなく、ダイエットが苦手な人、運動に抵抗がある人でも、自然と続けたくなるような空間が、私たちの理想です。
そのためにも、まずスーパーホテルPremier下関でもしっかり成果を残し、さらに大きな店舗を任されるように本気で頑張っていきます!

ホテル運営未経験でも大丈夫!まずは説明会へご参加ください

今回のインタビューでは、スーパーホテル矢巾駅東口のI支配人とA副支配人に、Super Dream Projectへの想いや、おふたりのこれまでの歩み、そして今後のビジョンについて伺いました。
前職では、建築専門商社の営業やアパレル販売など、全くの異業種で経験を積んできたお二人。それぞれの経験を活かしながら、「第2の我が家」のように温かな空気感を持つホテルづくりに取り組まれています。アルバイト時代の思いや、自身の過去を振り返りながら、スタッフとの信頼関係を何よりも大切にし、地域にも愛されるホテルを築いてこられました。
今後はスーパーホテルPremier下関へと異動し、さらなる挑戦へ。その先には「誰もが気軽に通えて、“ただいま”と言いたくなるジムを開業する」という共通の夢があります。
Super Dream Projectは、年齢や経験に関係なく、自分の想いや可能性を実現するための舞台です。夢を持ち、それをカタチにしたいと考えている方は、ぜひ一歩を踏み出してみてください。説明会への参加もお待ちしています。