こんにちは。超がつくほどの田舎者・特命記者Mです。
先日も超絶過疎の実家に帰ったのですが、見慣れないお店がちらほら。
こんなところにお店なんてつくって誰がくるのよ。
え!ラーメン一杯1200円!?都会ならわかるけど。
なんて思っていると、お昼時にはどこもお客さんでいっぱい。
どこからこんな人がわいてきたのか?どこでこのお店を知ったのか?
狐につままれたような気持ちで我が家に戻り、都会の真ん中で一杯800円のラーメンをすすった次第です。
「CHILL KITCHEN 」の近くに「CHILL KITCHEN BASE」をオープン!?

誰が見ても商売には向かない。
そんな場所でもコンセプトやビジネスの仕組みによって不利を有利に変えることができる。
スーパーホテルの卒業生、Kさん(元支配人)とYさん(元副支配人)が営まれる千葉県・東船橋のカフェ「CHILL KITCHEN」はそれを証明するお店のひとつです。
2018年の一店舗目オープンの後、2021年のコロナの真っ只中に二店舗目をオープンされたお二人。
しかも、立地は一店舗目からもほど近く、条件的には決していいとは言えない場所。
同じカフェという業態でしかも店名は「CILL KITCHEN BASE」。
全く違う業態にして差別化を図るならわかるけど、またなんで!?
凡人の私の脳では理解できず、煙を上げるありさま。
後編では、二店舗目の謎に迫ります。
※【前編】はこちら

二店舗目の謎に迫る
――決して好条件でないにもかかわらず、二店舗目のオープンに踏み切ったのはなぜですか?
Kさん:
二店舗目を別業態にして差別化を図ることでリスクヘッジするという考え方もよくわかります。
ただ、自分たちはただ売上を伸ばすためだけに二店舗目をオープンするわけではありません。
そもそもは生産能力を拡充したいという想いから新店舗を構想しはじめたので業態を大きく変えるという考えはありませんでした。
さらにありがたいことに一店舗目が広く知れ渡ってきていることもあって、店名を変えない方がわかりやすいと思ったんです。
一店舗目で食事をしてもらって、二店舗目に移ってデザートを楽しんでもらう。
提供メニューを少しずらすことで、一度に両方を利用してもらうこともできます。
両店舗は歩いて往き来できる距離にありますから。
そうやって東船橋の街を回遊してもらえれば地域の活性化にもつながる。
私たちにとってここは地元ですから地域に貢献したいという想いもありました。
――なるほど、何を大切にするかで戦略や戦術も変わってくるわけですね。お話しをうかがってみると謎が解け、お二人にとってこれがベストな選択肢だったことがよくわかります。

今も続く、ベンチャー支配人時代の習慣
――気になるのは、その戦略がうまくいったのかどうか。謎は解けても、うまくいってないならトホホですから。
Kさん:
もちろん、そんなに簡単にはいきません。笑
店舗を増やすわけですから新たに人を雇う必要があります。
現状は私たち二人しかいないので経験者を採用しましたが、それでもうちのやり方や考え方を理解して動いてもらえるようになるまでには時間がかかる。
結局、軌道に乗り始めるまでに1年ほどかかりました。
なかなか思うようにはいかないなかで軌道に乗せることができたのは、スーパーホテルでの経験が大きかったのかもしれません。
支配人時代と同じように、ここでも私たち二人はずっと現場にいます。
お客様の反応を見ながらすぐに改善していく。
今もベンチャー支配人時代と同じことを続けています。
Yさん:
そのときから続けていることであれば、朝礼もそうですね。
今でも毎朝朝礼を行っていて、スタッフの情報共有を行うようにしています。
また、コンセプトに忠実であることも、今も変わらず大切にしていることです。
「こういうものを提供したい」「こういうものをディスプレイしたい」となったときに、コンセプトに合っているかを必ずチェックしています。
今ではペット向けのおやつ等も開発して提供していますが、新しいことに挑戦するときにもブレないように気を付けました。
Kさん:
とは言え、うまくいかないときもあります。
大事なのは、そこで迷走しないこと。
常に原点であるコンセプトに立ち返り、そこを突き詰めてみる。
ブレずに突き進んできた結果が今につながっています。

新型コロナに物価の上昇。それでも挑戦を続けるワケとは?
コロナを乗り越えたと思ったら、今度は物価が上昇。
飲食業界は、コロナ禍以上に苦しい状態にあるとKさんは語ります。
そんななかでも笑顔が絶えないお二人。
今後について伺うと、
「イベント出店に力を入れたい」
「ワンちゃん向けのトリーツも、もっとつくりたいし」
「将来的には田舎でドッグラン付きのカフェを持つのもいいな」…
と次から次にやりたいことがあふれ出てきます。

――決して楽観的な状況ではないなかで、お二人はなぜ挑戦を続けるのでしょうか。
Kさん:
スタッフの人生も背負うわけですから、決して楽な仕事ではありません。
でも、自分たちで発信したことの反応がダイレクトに返ってくるのはうれしいし楽しいですよね。
会社員も経験しましたが、このやりがいや喜びはなにものにも代えがたいですね。
夢を掴むための一歩を踏み出しませんか?
お二人のようにベンチャー支配人にチャレンジしたからこそ掴める夢があり、見える景色があります。
自分らしい人生のために、一歩を踏み出しませんか。

