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Super Dream Project初のグローバルな試み!経歴や国籍を超えたペアにインタビュー

今回は、6月からスーパーホテルPremier秋葉原に着任したK支配人とD副支配人にインタビューしました。
Super Dream Projectは、カップルやご夫婦での応募が一般的ですが、お二人は、異なる経緯でペアを組むことになりました。
グローバル支配人候補生を副支配人とし、スーパーホテル経験者が支配人となるペアは、Super Dream Projectで初の試みです。
今回は、カップルやご夫婦ではないペアの支配人・副支配人ライフについて伺いました。

お二人の経歴をご紹介

まずは、K支配人・D副支配人の経歴についてご紹介します。

  • K支配人:2014年にスーパーホテルに入社。
    正社員として各地の店舗に勤務した後、業務委託として様々な部署のサポートを経験。
  • D副支配人:ベトナム出身。
    日本語学校やホテル専門学校を経て、2022年4月にスーパーホテルに入社。
    約1年の研修期間を経て、副支配人に。
  • 2023年6月 スーパーホテルPremier秋葉原に着任

スーパーホテルに携わって9年目のK支配人とベトナム出身のD副支配人

――お二人の経歴も含め、Super Dream Projectに挑戦するまでの経緯を教えてください。

K支配人:
私は、2014年にスーパーホテルに入社しました。
八重洲、武蔵小杉、銀座の店舗で社員として経験を積んだ後、一度スーパーホテルを退職しましたが、再びご縁があり銀座の店舗に勤務することに。
その際は、他店舗のヘルプに行ったり、業務委託として3部署の業務サポートを行ったりとさまざまな業務に携わってきました。
コロナ禍を経て、将来のキャリアを考えた時に、一つの終着点として自分で店舗を持つ支配人に挑戦してみたいと考えたんです。
その意欲を汲み取っていただき、2023年の6月からPremier秋葉原の支配人に着任いたしました。

D副支配人:
私はベトナム出身で、日本にきてから6年ほどです。
もともと、留学生として来日し、日本語学校やホテルの専門学校で勉強してきました。
卒業後は、一度、車販売店での営業を経験したのですが、日本のホテルで働きたいという気持ちも強く持っており、そんな時にスーパーホテルのグローバルベンチャー支配人候補の募集を見つけ、応募しました。
2022年4月にスーパーホテルに入社してからは、他店舗で1年ほど研修を受け、2023年6月からPremier秋葉原の副支配人として着任しました。

Super Dream Projectでの新たなカタチのペア

――スーパーホテルのベンチャー支配人制度は、ご夫婦やカップルで支配人・副支配人になることが一般的ですが、お二人がペアとなった経緯を教えてください。

K支配人:
基本的に支配人制度は、パートナーと二人一組で応募することが条件となっていますが、私には、一緒に応募したいパートナーがいませんでした。
本社に「支配人制度に挑戦したい」という意思を伝えたところ、グローバルベンチャー支配人候補スタッフとペアを組んでみたらどうか?という提案をしてもらったんです。
海外出身のスタッフの育成も担当しながら支配人をするという新しい形態ですね。
そうした新たなパターンの第1弾として、ベトナム出身のD副支配人とペアを組ませていただくことになりました。

着任わずか4ヶ月目!それぞれに抱える課題

――着任から4ヶ月ほどですが、着任してみていかがですか。

K支配人:
朝と夜の業務間の引き継ぎの難しさを感じています。
私たちペアは、他の支配人や副支配人と違って一緒の空間で暮らしていません。
そういった意味でも、細かいコミュニケーションが取りにくく、引き継ぎは工夫して丁寧に行っていかないといけません。
日々の業務の中では、LINEを駆使してかなり細かく連絡をとるようにしていますね。
あとは、定期的にお互いが思っていることを話す時間を設けています。
自分とは異なる考えを持っているという前提のもと、お互いの考えを綿密に確認しあいながら運営をしています。

D副支配人:
コミュニケーションは本当に大事です。
話したいことがあれば、突然K支配人の部屋に行って、「ちょっとお話できますか」と訪ねることもよくあります(笑)。
私自身は、着任してみて、日本語力がまだまだ足りないなと感じることが多いですね。
どうしても言語の壁を感じることがあるので、そうした時に、どのように上手くお客様にお伝えするかのスキルを磨いていきたいと感じています。

――着任前と着任後でギャップを感じたことはありますか?

K支配人:
私は特に感じていません。仕事内容として、慣れている部分が多いというのが理由の一つかもしれません。
ただ、ライフスタイルは変わりましたね。以前は、いちスタッフとして一般的な休日をいただいていましたが、現在は特に休日は設けていません。
ただ、私にとって仕事は生活の一部で、ご飯を食べるのとあまり変わらない存在なので、働き方としてもそこまで大きく変化は感じませんでしたね。
また、現在の働き方だと、ある程度自分のペースで自由に働ける点が良いなと感じています。

D副支配人:
私は、朝のシフト担当で、15〜16時ぐらいに仕事を終えるライフスタイルです。
研修時の生活からほとんど変わっていないので、私もギャップは感じていません。

お客様との関わりで感じるやりがい

――やりがいを感じたエピソードを教えてください。

D副支配人:
私は、お客様から直接お褒めの言葉をいただいた時にやりがいを感じます。
先日、海外からお越しのお客様が、早朝にチェックアウトして最後にお顔を合わせられなかったのですが、その方が忘れ物を取りにホテルに戻っていらっしゃったんです。
その際にお急ぎなのにもかかわらず、わざわざ「スタッフ全員のサービスが素晴らしかった、ありがとう。皆さんにもお伝えください」と言ってくださって、とても嬉しかったですね。

K支配人:
私もお客様とのやりとりで接客の楽しさを感じたエピソードがあります。
以前お一人で宿泊された男性のお客様に再度ご宿泊いただける機会がありました。
そのお客様は、以前ご利用いただいた際の会員情報に、「奥様が闘病中」と書かれていたんです。
今回ご宿泊いただいた際は、奥様と二人でのご利用だったので、チェックインの対応時、「今回はお二人で宿泊してくださったんですね」と一言お声かけしました。
すると、覚えててくれたことがすごく嬉しかったと、アンケートで喜びのメッセージをいただいたんです。
そのアンケートを見て、「お声かけしてよかったな」と嬉しくなりました。

秋葉原の魅力を活かした運営

――現在スーパーホテルPremier秋葉原の店舗を運営するうえで、工夫していることを教えてください。

K支配人:
秋葉原は、東京駅や上野駅から近く、観光の中心地です。
お客様に観光案内ができるよう、タブレットに観光案内のアプリをいくつか入れるなどの環境を整えています。
また、秋葉原といえば、「オタクの聖地」といったイメージがあると思います。Premier秋葉原では、そういった地域の魅力を取り入れた取り組みもしています。
例えば、最近、ラウンジに漫画を置き始めました。多くのお客様にご利用いただいている様子がみられるので、手応えを感じています。
今後も漫画の種類を増やしていこうと思っています!

他には、ライブ配信サービスとコラボ企画を実施しています。
人気投票1位で優勝したバーチャルライバーの方のポスターやのぼりを飾るというものです。
よくファンの方が写真を撮りにいらっしゃる様子をお見受けします。

www.showroom-live.com

――今後、取り組んでいきたいと考えていることはありますか?

K支配人:
秋葉原っぽさを感じる客室が作れたら面白いよねという話はしていますね。
秋葉原に点在している、ゲーミングルームのようなイメージのお部屋が作れたら、お客様に喜んでいただけるだろうなと想像しています。
あとは、Premier秋葉原全体の接客の質を上げ、全国のスーパーホテルの中でも、「接客と言えば秋葉原だよね」と認識してもらえるようになっていきたいです!

忙しい日々の中でのリフレッシュ方法

――K支配人は、あまりお休みをとらないとおっしゃってましたが、お二人のリフレッシュ方法について教えてください。

D副支配人:
私は、仕事が終わった後、ボクシングやムエタイなどができるジムに行って、トレーニングをしています。
対戦形式だと怪我の心配があるので、自分の体力強化のため一人黙々と楽しんでいます!

K支配人:
私は、趣味として電子ピアノを演奏するので、今でもたまに弾いてます。
あとは、ホテルの近くにヨドバシカメラがあり、お散歩ついでに家電を見に行っていますね。
最近は、ホットプレートを購入しました。
アテンダントスタッフみんなの休憩時間に合わせて、たこ焼きを作ったり、パンケーキを作ったりして楽しんでいます!

アテンダントスタッフ一人ひとりが活躍できる機会を作りたい

――アテンダントスタッフさんと仲がいいんですね!支配人となった現在、アテンダントスタッフさんにはどのような想いで接していますか。

K支配人:
支配人として着任してから、アテンダントスタッフさんが我が子のように感じられます(笑)。
これまで3店舗での経験もあり、さまざまなアテンダントスタッフさんと一緒に働いてきましたが、やはり支配人として着任すると視点が変わるな~と感じますね。
アテンダントスタッフさんがさまざまな経験を積めたり、一人ひとりが活躍できる機会を作ってあげたいなと思っています。
現在Premier秋葉原には、6名のアテンダントスタッフさんがいます。本当にみなさんいい方ばかりで、頑張ってくれています。
前々任の支配人の頃からいるベテランのメンバーもいて、みなさんのおかげで運営が成り立っているのでありがたいですね。

お互いの文化を尊重してよりよい店舗作りをしていきたい

――今後の目標を教えてください。

D副支配人:
現在、副支配人を務めていますが、直近の目標としては、K支配人のような支配人となって、Premier秋葉原を卒業して独り立ちしたいですね。
日々の学びを積み上げて精進していきます!
そして、将来的には、母国のベトナム、または日本で自分の会社を立ち上げたいという目標も持っています。

K支配人:
今後も、海外出身スタッフの受け入れ対応に力を入れていきたいと思っています。
海外出身スタッフへの研修をしていると、自身の学びも大きいんです。
言葉と文化は直結していると感じているので、接客指導をさせてもらうときも、日本の文化を踏まえて、この言葉を使うといった説明ができるよう意識しています。
海外の方に日本の接客スタイルを押し付けるのではなく、しっかりと日本の文化を伝えたうえでお互いの文化を理解しながらよりよい店舗作りをしていけたらと考えています。
同時に、自身の接客力やおもてなし力も高めていきたいです!
まだまだ先の話になりますが、卒業後は半年ほど海外へ行く経験をしてみようと考えています。

周囲への感謝の気持ちを忘れずに

 

――これから支配人を目指す方へ一言メッセージをお願いします。

K支配人:
これから支配人になる方には、「感謝の気持ちを大切に」とお伝えしたいです。
ホテルを運営するには、アテンダントスタッフさん、清掃のスタッフさん、本社の方、業者の方など、みなさんのお仕事が作用して初めて成り立ちます。
私は、「支配人」という名前がついたからといって、自動的に自身が支配人になれているとは思っていません。
周りの人が支えてくれているからこそ「支配人」にしていただいているんだという感覚で日々仕事をしています。
運営できることを当たり前と捉えず、常に周囲の方への感謝の気持ちを忘れずにいることを心がけています!

――ありがとうございました!

スーパーホテル支配人の説明会でお待ちしています!

今回は、ご夫婦やカップルではない、グローバルペアのK支配人とD副支配人にお話を伺いました。
一緒に参加するパートナーは見つかっていないけれど、挑戦してみたいという熱い想いをお持ちの方は、ぜひ説明会から参加してみてください!