スーパーホテルで働くベンチャー支配人の情報メディア

スーパーホテルのライバルが尾道に誕生!? | 特命記者Mのタレコミ

こんにちは。

スーパーホテルの回し者こと、特命記者Mです。

いつものはスーパーホテル贔屓の記事を

世界に向けて発信する私ですが、今日はすみません。

商売敵の紹介記事を書かせていただきます。

広島・尾道にある宿「水尾之路」のご紹介

今回紹介するのは、広島・尾道にある宿「水尾之路」さん。

大林宣彦監督の尾道三部作でも有名な尾道。

坂の街としても知られ

「日本さくら名所100選」にも選定される千光寺公園もあり、

春の旅にはお勧めの観光地でもあります。

水尾之路は、そんな尾道のメインストリートから

少し離れたところに、ひっそりと佇むカフェ&ゲストハウスです。

 

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築80年の日本家屋に、ジョージネルソンのシンエッジベッド。

このベッドで眠れるだけでも、価値があります。

ちなみに、ゲストハウスは1日1組限定。

1階はカフェになっており、ランチやカフェのみの利用もOKです。

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もうみなさん、お気づきだと思いますが、

ここはスーパーホテルの卒業生、

MさんとOさんが営まれるゲストハウスです。

お二人のようにホテル運営を通じて得たノウハウを活かして

宿泊業にチャレンジされる卒業生も少なくありません。

二人の好きなカフェを開くためにスーパーホテルへ。

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特命記者M

「どういった経緯で、

ベンチャー支配人にチャレンジされることになったんですか?」

 

Mさん

「彼女と二人でカフェを始めようと思って、

勤めていたアパレル会社を退社。

地元に近い尾道で空き家バンクに登録し、物件探しを始めました。

でも、尾道でいくつか物件を見るうちに、

自己資金で始めるのは難しいことがわかったんです。

どうすれば、ふたりでカフェを開けるんだろう?

方法を探るなかで出会ったのがスーパーホテルです。

特殊な求人なので

すぐには決心が付きませんでしたが、徐々に気持ちが変化。

最終的には説明会に参加して、やってみようと心を決めました。」

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特命記者M

「長年アパレル業界で勤務されていたこともあり、

接客についてはお手の物ですよね?

マネージャーとして店舗運営も経験されているので、

スムーズにスタートを切れたんじゃないですか?」

 

Mさん

「それが、いざやってみると全く通用しなくて(苦笑)。

前職では有名なブランドを扱っていたため、

知らず知らずのうちに上から目線の接客が染みついてしまっていたんです。

仕事の飲み込みも、昔は部下だった彼女の方が早くて。

やることなすことうまくいかず、最初の頃は落ち込みました。

 

これといった強みを見出せないなかで、心に決めたのは誠実であること。

それくらいなら自分にもできると思ったんです。

以降、卒業の日まで、

誰に対しても、どんなことに対しても、誠実に取り組みました。

その結果、スタッフをはじめ、常連のお客様、

そして地元の方々からも信頼を得ることができました。

誠実であることこそ、商売の基本。

そこに気付けたことは大きな収穫です。」

 

Oさん

彼のことは、よくわかっているつもりでいました。

ところが、スーパーホテルでいっしょに働くようになって、

知らなかった一面を発見。

人間性の深い部分に触れ、これまで以上に彼を認めるようになりました。

スーパーホテルでの時間は、

パートナーとの関係性を見つめ直すための期間でもあります。

人生のパートナーと、ビジネスのパートナーは別物。

開業前にお互いの長所・短所を知り、

その上で将来のビジネスを組み立てていけるところも

ベンチャー支配人の魅力のひとつです。」

 

特命記者M

「卒業から開業まではスムーズにいったんですか?」

 

Mさん

「4年間の任期を終えてスーパーホテルを卒業。

あとから後悔はしたくなかったため、

最初の1年間は準備の期間に充てました。

私は東京の学校に通い、カフェ開業のノウハウについて勉強。

並行して、日本各地の気になるお店を片っ端から回りました。

また、定期的に尾道を訪問。

物件探しを続け、

半年以上をかけてようやく理想の古民家に出会いました。

 

資金については十分に貯めていたつもりです。

でも、自分たちのこだわりが強すぎたことや、

カフェだけではなく宿泊業にまで夢が広がったことで

結果的には融資を受けることになりました。」

 

特命記者M

「やっぱり計画をちゃんと立てておくことが大事なんですね。

事前に資金がショートするとわかっていれば、

契約を延長してさらに資金を貯めることもできますよね。」

満を持して「水尾之路」をオープン

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Mさん

「最終的にはただのカフェではなく、

”泊まれるライフスタイルショップ”という独自の業態にたどり着きました。

コンセプトが大切なことも、

スーパーホテルで学んだことのひとつです。

ちなみに私たちはスーパーホテルで働いていたときのように、

このお店で生活もしています。

暮らすように働く。

私たちの生活スタイルも、

お客様に魅力的に映るといいなと思っています。」

 

スーパーホテルで学んだことを、

MさんとOさんのフィルターを通して具現化すると、

こんなにステキなカフェ&ゲストハウスができるんですね。

 

ベンチャー支配人の魅力は、

どんなビジネスにも応用できるノウハウを手に入れられるところ。

事実、飲食店やヨガスタジオなど、

卒業生が展開されているビジネスはさまざまです。

次回は、宮古島で夢を実現されたYさんを紹介します。

お楽しみに!