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【後編】特命記者Mの卒業生酒場放浪記・岩手県紫波町「Green Neighbors Hard Cider」

こんにちは。

毎日のビールをハイボールに変え、居酒屋を立ち飲みに変えるという涙ぐましい努力の結果2ヶ月で7キロ痩せた、採用担当・特命記者Mです。

今回は、『酒場放浪記・岩手県紫波町「Green Neighbors Hard Cider」 【後編】』をお届けします。

▼『酒場放浪記・岩手県紫波町「Green Neighbors Hard Cider」 【前編】』はコチラ

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ニュービジネスコンテストで最優秀賞を受賞!

2022年7月にハードサイダー醸造所「Green Neighbors Hard Cider」をオープンされた、スーパーホテル ベンチャー支配人卒業生の及川さん。

これまでの集大成とも言える新ビジネスは、北日本銀行が主催するニュービジネスコンテスト「新規企業部門」において最優秀賞を受賞されました!

及川さんの夢は、スーパーホテルにチャレンジする前からは想像もつかないほど大きく広がり始めています。

地域に負荷をかけないオンリーワンのビジネスモデル

――前回のインタビューでは、「どこかに負荷をかけてまで、自分たちが飲みたいお酒をつくるのは違うんじゃないか」とおっしゃっていましたが、紆余曲折を経てたどり着かれた「Green Neighbors Hard Cider」のお酒とは、どういうものなのでしょうか。

及川さん:
りんごは栽培の過程で間引きを行います。
間引かれたりんごは未成熟のため、食用には適しません。
一般的には、そのまま地上に落とされ、土に還っていくだけでした。

私たちはこのりんごに着目。
酸味と渋みのある未成熟のりんごは、成熟したものよりもハードサイダーづくりに適しています。
これまで利用価値のなかったものを原料として使える上に、私たちがそれらを買い取ることで農家のみなさんは新たな収入を得ることができる。

地域原料100%でつくるりんごのハードサイダーは、地域に負荷をかけない、まさに自分の目指していたお酒です。

スーパーホテルへの挑戦が、人生のブレイクスルーに

――お酒を提供する側からつくる側になったことで、変わったことはありますか?

及川さん:
スーパーホテルを卒業してから、飲み仲間を増やしたいという一心でお酒に関わり続けてきました。

お酒を提供する側からつくる側になったことで、ネットワークがさらに拡大
自分のつくったお酒が遠く離れた福岡で提供されていたりします。
間接的ではありますが、それも自分の中では飲み仲間を増やすこと。
酒場を営んでいるとき以上に広がりができた気がしています。

――改めてベンチャー支配人にチャレンジしてよかったですか?

及川さん:
間違いなく、あのとき一歩を踏み出したことが人生のブレイクスルーになっています。

スーパーホテルにいたとき、私は決して優秀な支配人ではありませんでした。
それでも卒業までやり遂げられたことは自信に繋がりましたし、何よりも守られた環境の中で経営の経験を積めたことが大きかった。
あの経験があったからこそ、たくさんの壁を乗り越えてこられたのだと思います。

ホテル業で学んだ、余暇に尽くすことの意義

――具体的にスーパーホテルでのどのような経験が役立っていますか?

及川さん:
ホテルの運営も、飲食店の運営も大きな違いはありません。
自分の中では常にスーパーホテルで学んだことがすべてのベースになっています。

また、経営ノウハウだけでなく、仕事やお客様に対する考え方も大きな学びになりました。
Green Neighbors Hard Ciderでは8つのミッションを掲げており、その一つに「人の余暇に尽くすことを大切にします」というものがあります。

このミッションの根源にあるのがスーパーホテルでの経験です。
お客様にとって、ホテルに宿泊している時間は余暇になります。
この余暇に尽くすホテル業は、たいへん意義深い仕事です。

当時はそこに大きなやりがいや使命感を感じ、余暇の時間にいかに貢献できるかを常に考えていました。
飲食業においても、酒造業においても、余暇に尽くすという使命は同じ

今も、あのときの想いを大切に日々取り組んでいます。

――ベンチャー支配人へのチャレンジを迷っておられる方にメッセージをお願いします。

及川さん:
私と同じように独立を考えている方にはオススメです。
店舗運営に絡む事業であればあるほど得るものは大きいのではないでしょうか。

飲食店のお客様は、そのお店に行きたくて来店されます。

一方で、ホテルの場合は、その地域に行きたくて来られている方ばかりではありません。
前者を満足させるよりも、後者を満足させる方がずっと難しい。
いろんな想いを持って来店されているお客様を、どう満足させるか。
それができるようになれば、独立してもうまくいくと思います!

チャレンジしないのはもったいない!

支配人から醸造家へ。
全く違う仕事のようにも思えますが、色々なシーンで培ったスキルやノウハウが活かされているんですね。

どんな経験であれ必ず夢の実現に役立つのだから、チャレンジしないのはもったいないことです。

不安な気持ちや迷いが生じて、なかなか説明会予約のボタンをクリックできない…
そんな方は、一杯お酒を飲んで背中を押してもらいましょう!

ちなみに、及川さんのハードサイダーはオンラインストアからも購入できます。
及川さんと飲み友だちになりたい方は下記もチェックしてみてくださいね。

Green Neighbors Hard Cider – 未来へと繋がるサイダー