前回記事では、ベンチャー支配人卒業後に独立の道を選択し、こだわりの珈琲焙煎所をOPENされたご夫婦をご紹介いたしました。
今回ご紹介させていただく卒業生は、もともと「カフェを開きたい」という夢をお持ちで、卒業後は「独立」の道を選択することを前提に、スーパーホテルにご応募されたKさん(元支配人)とYさん(元副支配人)。
卒業後、夢を叶えて、東船橋にこだわりのカフェ【CHILL KITCHEN】をオープン!
チル キッチン (chill kitchen)
https://tabelog.com/chiba/A1202/A120201/12045238/
夢の実現までに様々な困難を乗り越え、努力を積んできたお二人。
実はSNSでどんどん口コミが広がり、大成功されています!!
本記事では、カフェ開業までのお二人のご経歴や、オープンされたお店の様子などご紹介いたします。
「caféに憧れる」「自分たちのお店を持ちたいな」「自営業ってどうやるの?」そんなお悩み・迷いを"夢"に変えて、実現に向けてスーパーホテルで動き出しませんか?
ぜひ参考にしてくださいね!
夫婦でカフェ経営の夢を実現するためにスーパーホテル支配人に
お二人には夢がありました。
「一緒にカフェをやりたいね」
その夢を実現するために、スーパーホテルのベンチャー支配人・副支配人制度『Super Dream Project』に応募しました。
これまでのご経歴はこちら。
- 2010年11月 スーパーホテル新居浜 着任
- 2013年2月 スーパーホテル函館 着任
- 2015年8月 スーパーホテル宇都宮 着任
- 2016年11月 スーパーホテルFC鹿島 着任
- 2018年3月 卒業
- 2018年9月 独立し、「CHILL KITCHEN」オープン
スーパーホテル卒業後は、地元の東船橋でカフェをオープンされました。
どんなカフェにしたいか、将来の目標などについて、スーパーホテルを運営しながらスケッチブックに夢を描いて、夢の実現に向けて互いに意識を高めていったそうです。
本記事のインタビューでは、スーパーホテルでのエピソードや、カフェオープンまでの経緯など、具体的にお話を伺いましたよ!
カフェ経営の夢がぶれないように、二人で共有
――まずは新居浜に着任されたお二人。着任1年目について教えてください。
Kさん:
1年目はとにかく大変でしたね。
慣れない環境というのもありましたし、すべてが初めてのことでした。
研修を終えていよいよ運営をスタートしたものの、周辺の観光地や名物なども知らない状態。まずは新居浜を知ることからでしたね。
支配人・副支配人としてどういう風に働いていけばいいのかという、"自分たちの働くスタイル"も定まっていない状態で、いろんな壁にぶちあたりました。
引継ぎミスでケンカをしたこともあったな~(笑)。でも、それがきっかけで、引継ぎや朝礼をしっかりするようになりましたね。
アテンダントスタッフたちも私たちを見て、同じように意識してくれたのが嬉しくて、心に残っています。
Yさん:
着任から1年経ったくらいに、ようやく自分たちのペースが定まってきて、周りがいろいろと見えるようになってきたんです。
そんな中、協力してくれていたアテンダントスタッフが卒業を迎えて、また新たに雇用と教育をして...と、常に忙しい日々ではありました。
――お二人の支配人・副支配人としての関係性についてはいかがでしたか?
Kさん:
二人で話し合って役割分担をしたり、公私混同しないためのルールを決めたりしていました。
事務所に一歩入ったら、何があっても切り替えが大切!
夫婦だから、家族だからといって甘えず、"仕事"だという意識を忘れないようにしていました。
Yさん:
どれだけ忙しい日々が続いても、お互いにコミュニケーションは大切にしていました。
着任1年目の時はいろいろ余裕がない中でも、時間をつくって二人でスケッチブックに夢を描き続けていました。
写真を貼ったり、やりたいことを書き続けて、「ひとつずつ叶えていこうね」って。
Kさん:
スケッチブックを書き始めたのは着任1年目のころでした。
忙しい日々で、辞めたくなったりしんどくてくじけそうになったりもしました。だからこそ、スーパーホテルに来た目的を忘れないようにしたかったんです。
目標がぶれないように、夢に向かって進んでいけるように、スケッチブックに書き出すことで、二人で共有することが必要だと思ったんです。
人との関わりを大切に。それがやりがいであり"財産"に
――スーパーホテルを運営する中で、印象的だった出来事はありますか?
Kさん:
お客様のお言葉は心に残っています。
「ここのホテルが一番いいね!」とおっしゃってくださって、本当に報われた気持ちで嬉しかったことを覚えています!
Yさん:
いろんな方に出会えたことが財産となりました。
人との出会いが楽しくてやりがいで、お客様の笑顔やお言葉が嬉しくて。
つらいことを乗り越えられたのも、やりがいや楽しさがあったからだと感じます。
人との出会いは、実は今のお仕事でも活きているんです。
スーパーホテルではいろんな場所を経験させてもらいました。そのため、地域のネタやお客様とお話しするきっかけがたくさん生まれて、とても有意義な経験でした。
スーパーホテルで学んだマーケティングとマネジメントが活きる
――スーパーホテルで得たものについて教えてください。
Kさん:
マーケティングとSNSの活用について学びました。
函館に着任したとき、「寒い冬に函館をどれだけのお客様に知ってもらうか」を考えたことがきっかけ。やることリストに「毎日ブログを更新する」と掲げていましたね。SNSはCHILL KITCENでも活きています。
経営で生き残っていくために大切な、先々の戦略を考えることは、スーパーホテルで身に付けられました。
Yさん:
スーパーホテルでの経験から、夫婦で公私混同せず働くための二人の立ち位置や関係性を築きました。
アテンダントスタッフたちとの関係性も同様です。
スタッフ全員でミーティングを行い、みんなの意見や要望を聞くようにしていました。私たちが主導になりすぎずに"全員で参画している"という意識でいたことで、結果的にチームワーク力もどんどんあがっていったんです。
スーパーホテルの仲間とチーム作りをした経験は、今の仕事でも活かせています。
Kさん:
今のお店で「接客すごくいいね!」とお客様にお褒めのお言葉をいただけるんですよ。それもスーパーホテルで感謝と感動の気持ちをもって接客してきたことが体に染みついているからだなと思っています。
お客様の表情を見て、「この方はこうしてほしいのかな?」と考えて、自然と気配りする習慣がついていますね。
コンセプトに合った「東船橋」でカフェ経営
――カフェはもともと地元で開業予定だったのですか?
Kさん:
実は、卒業の1ヶ月前までは函館での出店を考えていたんです。
函館に来てから魅力にどんどんひきこまれていって、「函館でカフェ開きたいね!」と二人で意気投合したんです。
物件も決めて、会社も立ち上げました。
卒業する手前まで、開業に向けて着々と準備は進んでいたんですが...物件自体にいろいろ制限があり、初期投資に当初予定より倍の費用がかかるということがわかり、断念せざるを得ませんでした。
Yさん:
函館に魅力を感じていたので残念ではありましたが、卒業後にいったん地元の船橋に戻り、物件探しを始めました。
船橋駅周辺は、人口も多くて栄えていたので出店には好条件だったのですが、自分たちのカフェのコンセプトを考えて、物件を決めたのは隣の駅の"東船橋"です。
Kさん:
東船橋は出店するのには難しい土地だと耳にしていました。
それでも、「スーパーホテルで学んだマーケティングの経験から絶対成功する!」という自信があって、東船橋での出店を決めたんです。
――カフェを開業してすぐのお客様の反応はいかがでしたか?
Kさん:
少しわかりづらい場所にある個人店なので、オープン当初はそこまで多くのお客様はいらっしゃらなかったです。
そこで、スーパーホテルで学んだ「SNSの活用」が活きましたよ!
オープン前から「Instagram」や「Facebook」も立ち上げたりと、まずはたくさんの人に自分たちのお店を知ってもらうことから始めました。
嬉しいことにSNSから口コミでどんどん広がり、おかげさまで今では売上も右肩上がりです!
最初は2人で始めましたが、今はアルバイトを雇用して、3人のチームで頑張っています!
Yさん:
駅から歩いて行ける距離のお店が近くにあまりないということで、近所の方だけでなく、わざわざ電車に乗って来ていただけるお客様もいます。
ランチからカフェ利用まで、おかわりもしてくださったり。お客様にゆったりとくつろいでいただけているようで、嬉しい限りです!
――メニューでこだわったところはありますか?
Kさん:
ヒット商品の"プリン"はランチ営業後に、数量限定でご提供しています。
時間を制限して提供するようになってから、特別感があるのか、プリンを召し上がったお客様がSNSに投稿してくださったんです。
そのSNSの画像を見て、「これください!」って注文してくれるお客様が増えて、SNSの効果ってすごいな~と実感しています!
Yさん:
客層によって人気のケーキが違うので、お客様によってご提供するケーキの種類を変えたりしています。
あとは季節に合わせて新しいメニューを考えて戦略を立てています。
SNSにアップされると、不思議とその商品が売れていくんです。これから秋・冬はどんな商品を出していこうかと戦略を考えるのが楽しいです!
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スーパーホテルでさまざまな挑戦をさせてもらえたことに感謝!
――支配人・副支配人の頃と今で、一番大きく変わったところはどこですか?
Kさん:
守ってくれるものがなくなったことです。
今は経営者ですので、自分たちで考えて判断し、リスクを背負わなければいけません。
自分たちの判断がダイレクトに経営に直結すること、お財布からお金が出ていくことに怖さを感じます。
卒業後、いざ新しいことにチャレンジするときに、"リスク"についてまずは考えるようになりましたね。
たとえば、このコロナ禍でテイクアウトを始めました。初めは、お客様がこなかったらどうする?とリスクを考えて、躊躇したんです。
結果的にテイクアウトは大成功だったので、慎重な判断ができてよかったです。
Yさん:
スーパーホテルでは、アテンダントスタッフの雇用や、営業、運営まで、いろんな取り組みにチャレンジできました。
ホテル1棟を自分たちに任せてもらえて挑戦できる環境を与えてくれたことに、卒業してしみじみすごいなと感じますし、心から感謝しています。
――今後の目標について教えてください!
Kさん:
今の目標は2つあります!
1つ目は、新しいお店の出店です。安心安全な「ワンちゃんのお菓子のお店」を船橋で開く予定で、ロゴなど具体的なこともすでに決まっています。
私たちはフレンチブルドッグを2匹飼っているんですが、アレルギーがあり食べられないものが多いんです。
それがきっかけで、ワンちゃんの健康に良い安心なお菓子のお店を開くことにしました!
BANANA brothers
https://www.instagram.com/bananabrothers_official/?hl=ja
Yさん:
2つ目は、着任1年目から書き出したスケッチブックに残っている夢を実現させることです!
スケッチブックに書いた夢のひとつは、マイホームを建てて、大きな敷地内にドッグランスペースを作って経営すること。今後叶えたいと思っています。
ぶれない夢や目標を持ち、自分で学びに行ってほしい
――これから支配人を目指す方に一言お願いします!
Kさん:
スーパーホテルに来るだけで、経営が学べる!手に入る!というわけではありません。「自分で学びにいくところ」です。
自分で考えて行動し、日々勉強していかない限りは、得れるものも得ることができないということ。
それを覚悟したうえで、強い意志とぶれない目標をもって応募してほしいと思います。
Yさん:
明確な夢や目標をもってスタートできればそれが一番。
目標に対してぶれない意志をもつことが大事です。それさえ心にあれば、辛いことがあっても目標のために頑張れますし、活力にもなります!
インタビュー後記
次々と夢を語るおふたりに、とてもエネルギーをもらえました。
取材時は、女性のお客様がたくさん店先に訪れていました。
そのたびに外に出ていって笑顔で対応されているお二人に、改めて成功の秘訣を見た気がします。
これからもスケッチブックに描いた夢の実現を心から応援しています!
スーパーホテルでは独立や企業などの夢を応援しています。
開業資金と経営ノウハウを手に入れ、あなたの夢を実現させませんか?
スーパーホテルの支配人・副支配人のお仕事を通して経営ノウハウはもちろん、接客マナーや人材育成なども学ぶことができます。
ホテル経営やマネジメントの経験がない方でも大丈夫。
気になる方は、まずは説明会にお越しください。